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5.05 Table and Figure Numbers

全ての表と図には数字で番号をつけなければならない。 表と図につける番号は、本文で最初に言及される順番につける。本文の後の部分でそれらの図表について詳細な検討を加える場合でも、とにかく最初に登場した順番で番号はつける。 表と図の番号には接...
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3.22 Relative Pronouns and Subordinate Conjunctions

関係代名詞および従属接続詞は、主節と従属節を含む文書において、従属節を文章内に導入し、主節と従属節の関係を示すために使用される。 関係代名詞にはwho, whom , that, whichなどがある。 従属接続詞には、since, w...
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3.06 Smoothness of Expression

文章がスムーズであることが重要である。 時制 そのためには時制を正しく使わねばならない。内容と時制の一致についての原則を示す。 時制 内容 過去形/現在完了形 文献レビュー、テーマが過去のイベントである場合の手続きの記述 ...
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3.05 Continuity in Presentation of Ideas 概念を連続的に提示する

概念は連続性をもって提示することが重要である そのためには句読点(punctuation)や遷移語(transitional words)を上手に使う必要がある。 punctuationにはcomma, dash, colon, sem...
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2.06 Method

内容 研究実施方法の具体的詳細を述べる。 変数の概念的定義および操作的定義を述べる。 既存研究の続報論文では、先行論文へのリファレンスを提示し、簡潔にポイントのみを述べるに留める。 Methodセクションは複数のラベル付...
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2.08 Discussion

内容 Discussionは、結果が研究仮説を支持しているか、あるいは支持していないかを明瞭に述べることから開始する。複数の研究仮説がある場合は、それぞれに対して述べる。 研究仮説が不支持の場合、その理由を考察して述べる。 一...
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2.05 Introduction

内容 リサーチクエスチョンの定義 なぜそのリサーチクエスチョンが重要なのか? 基礎研究の場合は、先行研究間の不一致の解决や、理論の拡張などが目的となる。 臨床研究の場合は、現実の問題の解决が目的となる。 関連する先行研究のまとめ ...
放治GL2012

02-05 脳胚腫

基礎知識 胚腫は他の成分を持つ胚細胞腫(未熟奇形腫、胎児性癌、卵黄嚢腫、絨毛癌など)とは予後、照射野、線量が大きく異なる → 生検が必須。 化学療法が非常に奏功する。しかし化学療法単独では高率に再発するため、放射線が必須である。 放射線...
篠原2010

3-07 線量分割法

ざっくり言うと 通常分割照射以外はaltered fractionationと総称される。 Hyper(多分割)の意味は、1回線量を下げること(=その分、CFより多くの回数照射すること) Accelerated(加速)の意味は、総治療期...
篠原2010

3-04 化学放射線療法の基礎

基礎知識 化学放射線療法の理論的根拠は spatial cooperation (空間的協働)と呼ばれる概念である。要するに補いあうこと。 電子放射線の作用には細胞周期が関係するが、化学療法に比べてシンプルである。 放射線治療と化学...
篠原2010

3-01-(1) 放射線腫瘍学の生物学的基礎ー細胞レベルの放射線生物学

直接作用と間接作用 直接作用(direct action) : 放射線が生体物質を直接電離させること 間接作用(indirect action) : 放射線が生体物質以外の物質(水など)を電離させ、その結果生じたラジカルなどが生体物質に...
放治GL2012

03-08 唾液腺腫瘍

基礎知識/治療方針 唾液腺腫瘍の治療第一選択は手術である。 RTの適応は(1)ハイリスク症例に対する術後照射と(2)切除不能症例に対する根治照射である。具体的には組織型と臨床病期から適応を決める。 補助化学療法の有用性についてはコンセン...
放治GL2012

03-10 舌癌

基礎知識 舌癌は口腔がんの50%、多くは舌縁発生、80%以上が扁平上皮癌。 術前照射、根治照射、術後照射いずれもある 小線源(Ⅰ-II期)、外照射いずれもある 近年、局所進行癌に対する動注化学放射線治療が施行され、手術に匹敵する成績が報...
放治GL2012

03-11 原発不明頸部リンパ節転移

ざっくり言うと 下咽頭、喉頭の可能性は低い。照射意義は議論が分かれる。 対側粘膜照射は生存率改善に寄与しないかもしれない。 リンパ節転移の数、節外浸潤の有無から、化学療法併用の有無などを判定していく。節外浸潤があったり、リンパ節転移が複...
放治GL2012

04-04 縦隔腫瘍

ざっくり言うと 縦隔腫瘍の組織型は多彩であるが、放射線治療で主として問題となるのは、胸腺腫、胸腺癌、胚細胞腫瘍の3つである 正岡分類は主としてT因子の分類であり、N因子は考慮していない(M因子は考慮している) 正岡分類IVa期は要するに...
放治GL2012

02-06 上衣腫

基礎知識 標準治療は可及的切除±術後照射 術後照射はCSI+局所照射~省略まで、疾患としてリスクのスペクトラムが広い。 放射線治療 リスク分類 照射範囲 1) 病理学的高悪性度、天幕下腫瘍あるいは髄膜播種...
放治GL2012

02-05 脳胚腫

基礎知識 胚腫は他の成分を持つ胚細胞腫(未熟奇形腫、胎児性癌、卵黄嚢腫、絨毛癌など)とは予後、照射野、線量が大きく異なる → 生検が必須。 化学療法が非常に奏功する。しかし化学療法単独では高率に再発するため、放射線が必須である。 放射線...
放治GL2012

02-08 髄膜腫

基礎知識 髄膜腫はくも膜細胞から発生する benign meningioma GradeⅠ atypical meningioma GradeII anaplastic meningioma GradeIII atypical や an...
放治GL2012

02-02 低悪性度神経膠腫

基礎知識 原則として全摘出を目指す 低リスク症例以外では術後照射を行う。 低リスク症例に術後照射が必要かどうかは議論がわかれている。 化学療法はリスクの高い症例に有効な可能性があるがはっきりしない。 PORT群 vs 経過観察群で腫瘍制...
放治GL2012

02-01 悪性神経膠腫

基礎知識 標準治療は手術 → 放射線と化学療法の集学的治療。 放射線治療 CTV(拡大局所照射) 脳浮腫領域から1.5-2.0cm (ここに50Gy) CTV(局所照射) 残存腫瘍+腫瘍床から1.5-2.0cm (ここに10Gy...
放治GL2012

06-03 前立腺癌ー密封小線源永久挿入療法

適応と禁忌 適応 低リスク群および中リスク群の一部:シード治療単独 中リスクのうちT1-2b、GS:3+4、生検陽性率1/3以下、PSA<15ng/ml未満の場合を選択肢てシード治療単独とする施設がある 除外項目 ...
放治GL2012

09-04-1 横紋筋肉腫

基礎知識 組織型は胎児型と胞巣型に分類できる 胎児型が小児で最多 胎児型は頭頸部か泌尿器の発生が多い 胎児型は予後良好、胞巣型は予後不良 原発部位による予後分類 用語 定義 予後良好部位 眼窩、傍髄膜...
放治GL2012

09-03 神経芽腫

基礎知識 副腎髄質または傍脊髄部に発生する(これらの部位には交感神経系組織が存在する) 乳児発見される神経芽腫の多くは自然退縮する予後良好群 → スクリーニングは2004年に中止 新生児に腹部膨満で発見される4S期は予後良好。肝転移が巨...
放治GL2012

09-01 小児(総論)

従来は一期的根治術を目指していた。 化学療法の飛躍的進歩により術前療法が奏功するようになり、二期手術(=化学療法で腫瘍縮小後に行う手術)により安全に根治術ができるようになった。 今日では二期手術を前提に、術後照射の線量を以下に減らすか、い...
篠原2010

7-30 縦隔腫瘍 – 胸腺腫

7-30-1 縦隔腫瘍 - 胸腺腫 ざっくり言うと 処方線量は予防 40Gy/20Fr,根治/救済 60Gy/30Fr(胸腺癌、胚細胞腫瘍) or 50Gy/25Fr(胸腺腫)である。 胸腺腫の基礎知識 縦隔腫瘍はまれであるが...
篠原2010

2-10 小児の放射線治療の特殊性

基礎知識 鎮静薬はドルミカム(拮抗薬 アネキセート)が望ましい 小児癌のサバイバーシップ 米国統計(1973-1999) 小児がん患者の75%以上が治癒し、1000人に1人が小児がんのサバイバー、20-34歳では570人に1人が...
篠原2010

6-07 SBRT

基礎知識 JCOG0403 : 手術可&不可能例の非小細胞肺癌StageⅠを対象としたphase Ⅱstudy JCOG0702 : 非小細胞肺癌SteageⅠBを対象とした線量増加試験 LQ modelは多分割照射を基礎とする...
篠原2010

7-74 総論(小児腫瘍)

疫学 治療方針 疾患 放射線治療 急性リンパ性白血病 ①一部の腫瘍でPCl(高リスクT細胞白血病)②中枢神経浸潤腫瘍への治療的CRT③再発,高リスク腫瘍への骨髄移植前のTBI 急性骨髄性白血病 ...
篠原2010

6-08 IGRT

基礎知識 体内臓器は重要な誤差要因であるが、このうち最大の誤差を生じる可能性のあるのは呼吸性移動である。 高速CTで撮像した場合、呼吸のある位相(吸気あるいは呼気)のみのデータが取得される危険性がある 迎撃照射(intercepting...
篠原2010

2-09 高齢者の放射線治療

基礎知識 米国では65歳超の老人の30-40%が毎年転倒している 転倒防止介入が治療後のQOL維持に有効とのstudyがある 日常生活動作(ADL)の1つ以上で依存あり、老人症候群(重度痴呆、うつ病、せん妄、自立性低下、度重なる転倒、自...
篠原2010

6-03 外照射

1980年代から放射線治療用のCT、MRI、即ちCTシミュレータ、MRIシミュレータが開発された マルチリーフコリメータは日本で開発された技術である。当初は2-3cm幅であった。 照射野照合画像取得装置(いわゆるEPID)
篠原2010

6-10 全身照射

基礎知識 レシピエントとドナーの関係による分類 分類 定義 自家移植(autologous transplantation) ドナーとレシピエントが同一 同系移植(syngeneic trans...
篠原2010

6-11 全脳全脊髄照射

ざっくり言うと 髄芽腫、高悪性度上衣腫、播種を伴う胚細胞腫などに適応あり 線量は30Gy±5Gy程度である CSIのみという治療はなく、CSI後必ず原発ブーストを加える。 基礎知識 適応となる疾患: 髄芽腫、松果体腫瘍、一部の脳...
篠原2010

6-05 術中照射

基礎知識 術中照射は、術中に1回、大線量を投与する方法である 15-25GT程度の1回大線量照射は通常分割照射の線量の2倍程度の効果があるとされる IORTの有害事象として長期的に最多なものは末梢神経障害である → 末梢神経の線量を可及...
篠原2010

5-01 高線量率

基礎知識 1989 キュリー婦人がRa-226を発見 → 1901 皮膚ループスへの臨床応用開始 Ra-226による医療者の被曝、壊変生成物による汚染事故が発生 Ra-226より安定した低エネルギー人工同位元素が開発された ...
篠原2010

5-01 がんの統計

基礎知識 生命表法: 生命保険会社で被保険者の生存/死亡確率を計算するために用いれていたためactuarial methodと呼ばれる。 観察期間を一定の間隔(例えば月、年)に区切り、各観察期間で当初生存していた人員数と発生したエン...
篠原2010

6-12 全脳照射

ざっくりいうと 全脳照射の耐容線量は 50Gy 全脳照射では再照射も可能 全脳照射の線量では局所制御は不十分 原発性脳腫瘍では照射範囲を疾患ごとに整理する。CNSリンパ腫、上衣腫、胚細胞腫瘍はWBRT。髄芽腫、高...
篠原2010

7-10 脊髄腫瘍

基礎知識 脊髄はL1-2レベルで太さを減じて脊髄円錐となる 脊髄の末端より尾側の脊髄腔は馬尾と呼ばれる 脊髄腫瘍は脊髄から発生する腫瘍のみを指すわけではない。脳腫瘍と同様に脊髄およびその周囲にある組織から発生する腫瘍の総称である。 原発...
篠原2010

7-71 皮膚悪性リンパ腫・菌状息肉腫

基礎知識 皮膚悪性リンパ腫のうちT-cell lymphoma(Cunaneous T cell lymphoma:CTCL) が 70-90%、B cell lymphomaは10-20%である T細胞系、B細胞系ともにindolen...
篠原2010

6-04 IMRT

基礎知識 IMRT(JASTRO定義) : 3D-CRTの進化系。逆方向治療計画(inverse plan)に基づき、空間的、時間的に不均一な放射線強度を持つビームを多方向から照射することにより、病巣部に最適な線量分布を得る放射線治療。...
篠原2010

7-24 比較的まれな頭頸部腫瘍

グロムス腫瘍 グロムス小体: 血中の酸素O2や二酸化炭素CO2あるいはpHに反応する組織。正常では1-5mm程度。 経静脈型グロムス腫瘍(経静脈球内から発生)が最多。次に鼓室型グロムス腫瘍(中耳内側壁から発生)が多い。 ...
篠原2010

2-12 放射線治療有害事象の化学療法による修飾

放射線と抗癌剤併用による有害事象の増強 分類 影響 併用による作用 アルキル化剤 マスタード薬 シクロフォスファミド 骨髄抑制の増強 代謝拮抗薬 葉酸拮抗薬 メソトレキセート...
篠原2010

7-23 甲状腺癌

基礎知識 甲状腺がんは全悪性腫瘍の1.2% 甲状腺がんは女性や若年者に比較的多い 甲状腺腫瘍の組織学的分類 分類 組織型 良性 1.濾胞腺腫 2.腺腫様甲状腺腫 3.機能性...
篠原2010

7-50 膀胱癌

基礎知識 日本では膀胱癌の治療で放射線治療が第一選択となることは事実上ほぼない 温存膀胱からの再発に対する治療法は確立されていない 日本では選択的動脈注射による化学療法とRTの併用の方向も多い 病理組織・病理分類 組織別分類 :...
篠原2010

1-02 腫瘍学とは

基礎知識 50年前、がん放射線治療の成否は、腫瘍本来の性状に60%、臨床的判断に30%、治療技術はわずかに10%の影響しか与えないと教えられた 癌全体の5年生存率 年代 がん全体の5年生存率 1975-19...
篠原2010

7-41 肝癌の放射線治療

基礎知識 肝癌の放射線治療は線量依存性の高い有効性を示す 肝幹細胞は肝細胞および胆管上皮細胞に分化する 原発生肝癌の割合: 肝細胞癌(90%)、胆管細胞癌(5%)、その他として、肝細胞芽腫、肝細胞胆管細胞混合癌、未分化癌、胆管嚢胞腺癌、...
篠原2010

7-42 胆道系腫瘍

基礎知識 胆道とは: 肝細部から分泌された胆汁が十二指腸に流出するまでの全経路。肝外胆管と肝内胆管からなる。 日本胆道外科研究会による取扱規約では、肝外胆管系に原発した癌を胆道癌と定義している。(肝内胆管癌は日本では肝癌に分類する)。 ...
篠原2010

7-40 胃癌

基礎知識 日本では胃癌の罹患数は年間減少傾向であるが、その死亡数は年間5万人程度で減少傾向はない。 近年のCRTでは進行例でも10%をこす病理学的完全寛解が得られている。 治療方針 日本ではD2郭清が標準手術 欧米ではRCTにて...
篠原2010

7-43 膵癌

基礎知識 国がん統計では膵癌の人口10万人あたりの年齢調整罹患率(2003年)は男性12.6人、女性7.4人、年齢調整死亡率(2007年)は男性12.4人、女性7.2人 膵癌の予後は著しく不良。癌全体の5年生存率は約50%、...
篠原2010

7-49-2 腎・腎盂・尿管腫瘍 -> 腎盂・尿管

基礎知識 腎盂・腎杯、尿路の上皮から発生する癌を上部尿路上皮癌と総称する 腎盂癌の男女比は2-3:1 尿管がんは遠位1/3に好発する 上部尿路癌患者の約1/3に膀胱癌が発生する 腎盂・腎杯・尿管には膀胱のような発達した固有筋層がないため...
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