コンテンツへスキップ
5-01 高線量率
篠原2010
2015.08.18
基礎知識
- 1989 キュリー婦人がRa-226を発見 → 1901 皮膚ループスへの臨床応用開始
- Ra-226による医療者の被曝、壊変生成物による汚染事故が発生
- Ra-226より安定した低エネルギー人工同位元素が開発された
| 核種 |
開発年 |
| Co-60 |
1948 |
| Ir-192 |
1954 |
| Cs-137 |
1957 |
線源の特性
| 核種 |
半減期 |
γ線エネルギー |
鉛半価層 |
比放射能 |
| Co-60 |
5.27年 |
1.25MeV |
1.1cm |
200Ci/g |
| Ir-192 |
74.2日 |
0.38MeV |
0.30cm |
450Ci/g |
- 鉛半価層が薄い → 遮蔽が容易
- 比放射能が高い → 線源のミニチュア化が可能
基本手技
子宮頸癌
- 子宮頸癌取り扱い規約では、左右のA点のうち線量率が低い方へ線量処方し、両方のA点線量を記載する
頭頸部癌
- 早期口腔癌、早期ー中期中咽頭癌は組織内照射の対象となる
- 早期上咽頭癌は腔内照射の対象となる
- ICRU Report 58に沿った報告が望ましい。
- ICRU Report 58(1997年発行)はパリ法以外のシステムで作成した計画の、パリ法的な報告を可能とする記録・報告システムである。
乳癌
- 根治RTや温存療法におけるブースト、近年はAPBI(加速乳房部分照射)として早期乳癌に使用されている。
- APBIには腔内照射(Mammositeに代表される)と組織内照射(日本でも実施される)がある。
前立腺癌
- 日本ではI-125永久挿入治療の開始に先立つこと約10年、1994年1月より高線量率組織内照射が思考されたが、分割照射による患者、医療者の負担が大きいため、I-125より普及していない。
コメント