基礎知識
- 50年前、がん放射線治療の成否は、腫瘍本来の性状に60%、臨床的判断に30%、治療技術はわずかに10%の影響しか与えないと教えられた
- 癌全体の5年生存率
| 年代 | がん全体の5年生存率 |
|---|---|
| 1975-1977 | 30.4% |
| 1987-1989 | 41.2% |
| 1997-1999 | 54.3% |
- がん進行期別の5年生存率。限局癌:50-80%、所属リンパ節転移(+)で一般に生存率半減、遠隔転移では完全治癒望めないが5生率5-20%に及ぶ癌もある
- がん、心疾患、脳血管疾患は3大生活習慣病と呼ばれる
- がんが生活習慣病である以上、がん患者はsecondary cancerのハイリスク群である
ICD-O
- がんの分類は局在(部位:topography)と組織診断(形態:morphology)コードで表されれる。
- 局在はC00.0からC80.9まで、組織コードは8000/0から9989/1までに分類される
腫瘍病理学
- 腫瘍細胞の分化度は悪性度1-4、あるいは高分化、中分化、低分化、未分化と表現される。
- 同じ病期であれば低悪性度の方が予後良好
- 軟部組織肉腫では主として悪性度で病期が決定される
- 子宮頸部の前がん状態の発育時間は10年と推定されている
内科腫瘍学
- 臨床的に発見されるがんは10^9-10^10個の細胞を含む。化学療法で10^4^10^5まで減少させても(=99.999%の殺細胞効果に相当)、治癒は得られない。
- 上記の状態は臨床的にはCRとされるが、時間とともに再発する。
- それ故、化学療法は寛解導入、強化療法、維持療法で構成される
- 作用機序別抗癌剤分類: アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗生物質、植物アルカロイド、酵素、ホルモン
がん危険信号8箇条(日本対がん協会)
- がんは無症状の内に芽生えます、とくに胃、子宮、乳房、肺などは年1下位の検診を受けて安心しましょう。つぎのような症状があったら、直ちに専門医に診てもらいましょう。
| 1.胃 | 胃の具合が悪く、食欲がなく、好みが変わったりしないか |
| 2.子宮 | おりものや、不正出血はないか |
| 3.乳房 | 乳房の中にしこりはないか |
| 4.食道 | のみこむときに、つかえることはないか |
| 5.大腸、直腸 | 便に、血や粘液がまじったりしないか |
| 6.肺、喉頭 | 肺—咳が続いたり、痰に血がまじったりしないか。喉頭—声がかすれたりしないか |
| 7.舌、皮膚 | 治りにくい潰瘍はないか |
| 8.腎臓、膀胱、前立腺 | 尿の出が悪かったり、血がまじったりしないか |

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