06-03 前立腺癌ー密封小線源永久挿入療法

適応と禁忌

適応

  • 低リスク群および中リスク群の一部:シード治療単独
    • 中リスクのうちT1-2b、GS:3+4、生検陽性率1/3以下、PSA<15ng/ml未満の場合を選択肢てシード治療単独とする施設がある

除外項目

  • 期待余命5年未満
  • 骨盤内リンパ節転移がある場合
  • 遠隔転移がある場合

相対的禁忌項目

①有害事象の発生の危険性が高い症例
+ 大きな中葉症例
+ IPSSが極めて高い場合
+ 骨盤照射の適応
+ 骨盤内手術の既往が多数回ある患者
+ 創傷治癒に問題がある重度の糖尿病

②技術的に難しい症例
+ 経尿道的前立腺切除(TUR-P)による前立腺欠損が大きい場合
+ 前立腺体積 > 50mL
+ 前立腺体積は40mL以下が適切であり、これを大きく超える場合はホルモン療法により体積縮小する

放射線治療

  • 処方線量:
    • 144Gyが一般的。
      +術中計画法では前立腺のみをCTVとした160Gy処方も推奨される。
    • 外部照射併用では100-110Gy。外部照射を40-50Gy/20-25Fr。合計160Gyか。
  • 処方線量はPTVが100%等線量で囲まれる線量である

外部照射の併用

  • 外部照射先行時: EBRT → 1-2w → シード線量
  • シード先行時: シード線量 → 1-2mos → EBRT
  • シード先行の方が総治療期間は長くなると思われる

内分泌療法の併用

  • 低中リスク群ではホルモン併用で成績改善の報告は少ない。
  • 高リスク群ではホルモン併用により再発率が低下するが生存には寄与しないとの報告あり。

治療成績

  • シード治療は外部照射よりPSAの最低値が低い。緩徐に0.1ng/ml以下に低下していく。
リスク分類 12年生化学的非再発率
低リスク 98%
中リスク 96%
高リスク 90%

有害事象

  • 外部照射より尿道症状が強く、長く続くことが多い。
  • 前立腺肥大の強い患者では急性期の尿閉に注意が必要。
  • 外照射に比べて直腸症状は少ないことが多い。
  • 勃起能維持は50-60%

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