ざっくり言うと
- 下咽頭、喉頭の可能性は低い。照射意義は議論が分かれる。
- 対側粘膜照射は生存率改善に寄与しないかもしれない。
- リンパ節転移の数、節外浸潤の有無から、化学療法併用の有無などを判定していく。節外浸潤があったり、リンパ節転移が複数あれば、化学療法併用が無難であろう。
- リンパ節の部位、組織型からある程度、原発巣の推定が可能。
基礎知識
- 原発不明頸部リンパ節転移は頭頸部癌の3-5%
- 原発不明頸部リンパ節転移の中には治癒可能な群(咽頭、喉頭原発のもの)と治癒不能な群(食道、肺など原発のもの)がある
原発巣の推定
- 腫大リンパ節の部位から
- IIB、V → 上咽頭癌
- IIA、III → 中咽頭(扁桃、舌根など)、下咽頭、喉頭原発など
治療方針
| リンパ節状況 | 治療方針 |
|---|---|
| N1(単発小病変、節外浸潤なし) | RT省略し注意深い経過観察も可 |
| N1,N2a(節外浸潤なし) | RT単独 |
| N2b以上 : 化学療法併用 |
放射線治療
- 対側頸部・粘膜領域を照射すべきかどうかは議論が分かれる。対側照射省略すると、対側頸部の再発率が高まるが、生存率は変わらないとする報告が多い
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下咽頭・喉頭はCTVに含まなくても治療成績に影響しないという報告もある(原発部位の可能性が低いため)
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CTV high risk : GTV+マージン。節外浸潤時には腫瘍進展様式を考慮して潜在的な進展が起こりうる範囲も含める。
- CTV intermediate risk : 腫大リンパ節の存在するリンパ節領域。
-
CTV low risk : 上記以外のリンパ節領域(鎖上含む)。リンパ節領域は両側頸部が推奨される。咽頭・喉頭粘膜に関しては下咽頭・喉頭粘膜を含める必要性に関しては議論が別れる。
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PTV high risk 66-70Gy/33-35Fr/6.5-7w
- PTV intermdeiate risk 60-66Gy/30-33Fr/6-6.5w
- PTV low risk 40-54Gy/20-27Fr/4-6w
併用療法
- 頸部郭清 → RTが一般的な流れ
- 同時化学放射線治療で成績改善の報告が多い
- 節外浸潤の有無や、リンパ節転移数などから、一般的な頭頸部癌に準じて治療方針を策定していく
治療成績
- 頸部郭清術+RTで5yOS:23-67%
- 頸部郭清術+CRTで5yOS:83-87%
- IMRTでは治療効果の低下なしに有害事象低減されたとの報告あり。

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