篠原20105-12 温熱療法 基礎知識 1980年代移行、温熱療法はRT増感を主目的として臨床に取り入れらてきたが衰退傾向である。 温熱療法が十分な細胞毒性を発揮するためには42.5℃以上の加温が必要 放射線増感作用機序: 放射線抵抗性な低酸素細胞、S期細胞に温熱の... 2015.07.02篠原2010
篠原20107-55 陰茎尿道腫瘍 基礎知識 陰茎癌の日本での年齢調整罹患率は 0.2人/10万人 尿道癌は陰茎がんより更にまれ 陰茎癌との関連が示唆されるHPVは 16,18,31,33。 HPVは尖圭コンジローマ、ボーエノイド丘疹症などの良性陰茎病変とも関連する ケー... 2015.07.01篠原2010
篠原20107-48. 総論(泌尿器) 基礎知識 前立腺がんのα/β比は他の腫瘍より小さく、late responding tissueと同等かそれ以下との報告あり → 寡分割照射法や高線量率組織内照射が注目されている 標準治療 膀胱癌(筋層浸潤) : 膀胱全摘除術 ... 2015.07.01篠原2010
篠原20107-01 脳神経(総論) 基礎知識 悪性脳・脊髄腫瘍は浸潤性が強く、手術での根治は不可能である。化学療法単独での治癒もほとんど期待しがたい。RTが根治には重要。 原発性脳腫瘍の頻度: 1.髄膜腫 2.神経膠腫(24%) 放射線治療 照射方法には以下のよう... 2015.07.01篠原2010
篠原20107-04 頭蓋内胚細胞腫瘍 基礎知識 頭蓋内胚細胞腫瘍(intracranial germ cell tumor)は全頭蓋内腫瘍の 0.5-2.5%。 日本人は西洋人より好発、松果体・鞍上部などの正中に好発、10-20代の若年者に好発 頭蓋内胚腫... 2015.06.30篠原2010
篠原20107-52 前立腺癌根治照射(外部照射) 基礎知識 前立腺癌では治療後5年以上経過後の再発もある 標準治療 根治可能なのは限局性癌(T1-2N0M0)、局所進行癌(T3-4N0M0)、骨盤リンパ節転移を認めるTanyN1M0である。 代表的なリスク分類としてD'Amic... 2015.06.30篠原2010
篠原20107-77 小児骨腫瘍(Ewing肉腫) 基本知識 原発性骨腫瘍の頻度:骨肉腫が最多、ついで多発性骨髄腫、軟骨肉腫、Ewing肉腫。 小児では骨肉腫と軟骨肉腫が多い 骨肉腫は放射線抵抗性で外照射されることは少ない Ewing肉腫は放射線が有効 Ewing肉腫は神経特異的エノラー... 2015.06.30篠原2010
篠原20107-57 子宮頸癌 病期分類 病期以外に、腫瘍径、骨盤内リンパ節転移の有無、傍大動脈リンパ節転移の有無、貧血の有無は重要な予後因子と考えられている。 標準治療 Ⅰb1期、IIa期(腫瘍径4cm以下) → 根治RT単独 Ⅰb2期、IIa期(腫瘍径4c... 2015.06.30篠原2010
篠原20107-33 早期浸潤乳癌(乳房温存療法) 基礎知識 EBCTCGのメタアナリシスによるとRTは温存乳房内の再発リスクを1/3にする。治療後5年の局所再発率減少は治療後15年の乳癌死亡率の減少となり、局所再発症例を4例減らすごとに乳癌死を1例減少させる 局所治療による生存率向上の... 2015.06.30篠原2010
篠原20107-34 進行乳癌に対する乳房切除後放射線療法 背景 局所進行乳癌(特に腋窩リンパ節転移数4個以上)では術後胸壁照射(PostMastectomy Radiation Therapy : PMRT)が行われる腋窩リンパ節転移数1-3個でのPMRT適応は議論がある(NCCNは推奨。ASC... 2015.06.30篠原2010
篠原20107-32 非浸潤性乳癌 基礎知識 非浸潤癌は最も早期の乳がんである。乳腺上皮由来。がん細胞が乳管内or小葉内に限局し間質浸潤が見られない。 非浸潤がんは(1)DCIS Ductal carcinoma in situ (2)LCIS Lobular carci... 2015.06.29篠原2010
篠原20107-31 総論(乳癌) 自然史 乳癌の自然史については「Halstedian theory」「systemic theory」「spectrum theory」がある 「Halstedian theory」 : 癌が局所 → 所属リンパ節 → 全身と規則的に進... 2015.06.28篠原2010
篠原20105-07 化学療法 殺細胞性抗悪性腫瘍薬 : 細胞分裂を障害しアポトーシスを誘導する 分子標的治療薬 : 癌細胞に特異な分子を阻害する 世界初の抗癌剤はナイトロジェンマスタード 1946年 悪性リンパ腫に使用された。ナイトロジェンマスタードの改良版が「シクロ... 2015.06.28篠原2010
篠原20107-25 肺癌・縦隔腫瘍・胸膜腫瘍 肺癌 小細胞癌は肺癌全体の10-15% 小細胞癌の治療の主体はケモ Pancoast腫瘍: 胸側壁から直接鎖骨上窩に進展する肺尖部肺癌 TNM7thでの変更 T因子が細分化された 肺内結節の扱いがダウングレードされた (同一肺葉内T... 2015.06.25篠原2010
篠原20107-19 鼻副鼻腔 解剖 鼻腔 = 鼻前庭+鼻腔+嗅部 副鼻腔 = 篩骨洞+前頭洞+蝶形骨洞+上顎洞 翼口蓋窩は6方向全ての方向で交通している 標準治療 臨床的には (1)鼻前庭腫瘍 (2)鼻腔・副鼻腔腫瘍(上顎洞癌はここ) (3)嗅部腫瘍(嗅神経... 2015.06.25篠原2010
篠原20107-15 上咽頭癌 疾患の特徴 症状乏しい → 進行例、遠隔転移例が多い。 未分化癌が多い 上咽頭はリンパ流豊富 → リンパ節転移も多い。 男女比は3:1 他の頭頸部がんに比べ、若年発症が多い。40-60歳代に好発。10代でも発症する。 上咽頭は鼻、耳と交... 2015.06.25篠原2010
篠原20105-02 がんステージング 世界的に受け入れられている分類はAJCCとUICCによるTNM分類である。 一旦決定されたTNM分類は変更してはいけない 1臓器に同時多発癌のある場合、最も進展度の高い病巣をT分類とする 病変部位はICD-O(International ... 2015.06.25篠原2010
篠原20107-05 髄膜腫 基本事項 髄膜腫はくも膜細胞から発生する良性腫瘍である 髄膜腫の発生母地である髄膜皮細胞が多面性を持つことを反映し、髄膜腫も臨床的、病理的にかなりの幅のある疾患である 髄膜腫は原発性脳腫瘍の1/4である ほとんとの髄膜腫はWHO gra... 2015.06.24篠原2010
篠原20107-22 唾液腺腫瘍 解剖 耳下腺は顔面神経通過面によって浅葉(80%)と深葉(20%)に分けられる。 耳下腺は大唾液腺内で唯一リンパ節を有する 疫学 唾液腺腫瘍の発生頻度。 耳下腺 : 顎下腺 : 舌下腺 : 小唾液腺 = 100 : 10 : 1... 2015.06.24篠原2010
篠原20107-76 小児軟部組織腫瘍 疾患概念 小児横紋筋肉腫の好発年齢は 2-5歳 小児軟部組織腫瘍で最多なのは横紋筋肉腫。知識としてはこれをおさえればOK。 標準治療 組織型、発生部位により予後が異なる。 組織型: 予後良好: 胎児型 予後不良: 胞巣型、未... 2015.06.17篠原2010
放治GL201202-03 髄芽腫 基礎知識 術後照射の絶対適応。 手術のみでは治癒不能。 手術+PORTで治癒率約60%。 全脳全脊髄照射+boost照射を行う。 3歳未満のRTは有害事象が大きいため、可能な限り化学療法でRT開始を3歳以上に引き延ばす。 放射線治療... 2015.06.16放治GL2012
医学備忘録呼吸性移動対策ガイドライン まとめ 対策をしないと10mm以上動く腫瘍に対して、対策を取ることで移動が5mm以内になる場合に、加算を取ることができる 無対策時の10mmは3次元的距離(=sqrt(x^2+y^2+z^2))であるのに対し、対策時の5mm... 2015.06.15医学備忘録
篠原20107-79 神経芽腫 副腎髄質や交感神経幹から発生する 腫瘍マーカー: 尿中VMA、尿中HVA、血清NSE 予後因子 18ヶ月までの発症 → 良好 神経節に発症 → 良好 NYCN腫瘍遺伝子の増幅、染色体重複 → 不良 主な再発形式は骨or骨髄 自然退縮... 2015.06.15篠原2010
篠原20107-80 小児白血病・悪性リンパ腫 ALL(急性リンパ性白血病) リスク分類はNCI分類を用いる: WBC 5万/μL以上かつ10歳以上 → 高リスク、WBC 5万/μL未満かつ1-9歳 → 標準リスク 適応:CNS(予防、制御、救済)、睾丸再発(救済) CNS照射 ... 2015.06.15篠原2010
篠原20102-15 唾液分泌障害 表1 唾液減少への対処法 対処法 具体例 粘膜の保湿 水分補給,保湿剤(口洗剤,スプレー,ジェル),人工唾液(サリベート),モイスチャープレート 唾液腺刺激 ガムなどの咀嚼,味覚刺激,唾液腺マッサ... 2015.06.15篠原2010
篠原20107-68 ホジキンリンパ腫 HLの病理分類 結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫(nodular lymphocyte predominant HL:NLPHL) 古典的ホジキンリンパ腫(classical HL) リンパ球増多型(lymphocyte-ric... 2015.06.14篠原2010
篠原20107-67 造血器腫瘍-総論 ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫は20代~30代の若年者に多いのが特徴 ホジキンリンパ腫の5yOSは90%程度 つまりホジキンリンパ腫は若い人に多く治って当たり前の疾患のため、RT晩期有害事象の制御が重要な課題となる 結節型ホジキンリ... 2015.06.14篠原2010
放治GL201208-03 節外性リンパ腫 標準治療 節外性リンパ腫のRTは原則的に非ホジキンリンパ腫の方針が基本 臓器の特異性が治療方針に影響する場合(脳、精巣=睾丸など) 各臓器に多い病理組織の特徴が治療法の決定に重要な場合(眼窩、胃、鼻など) 脳 大部分がDLBCL... 2015.06.12放治GL2012
放治GL201208-02 非ホジキンリンパ腫 標準治療 低悪性度(indolent)限局期:RT単独で治癒または長期寛解可能。 低悪性度(indolent)進行期: 標準治療未確立。RTは有症状病巣への緩和照射。 中高悪性度(agressive)限局期:薬物療法。RTは地固めで施行... 2015.06.12放治GL2012
篠原20107-29 胸膜中皮腫 石綿肺、中皮腫はともにアスベスト曝露を原因とするアスベスト関連疾患であるが、石綿肺が高濃度被曝のみで発症するのに対し、中皮腫は環境被曝などの低濃度でも発症するという違いがある 中皮腫に対するRTとしては(1)生検後の播種予防(2)根治照射... 2015.06.11篠原2010
篠原20104-3 光子線の線量測定と治療計画 臨床的要点 ペースメーカー(PM)や埋込み式除細動器(ICD)への放射線照射による誤作動は臨床的に確認されている。 金属製の人工物を通る線量計算は不正確である → 極力、金属物を通らないビームを使用する 物理ポイント dmaxに... 2015.06.11篠原2010
篠原20104-4 電子線の線量測定と治療計画 臨床上の要点 電子線は深さ約5cmまでの表在性腫瘍の治療に用いられる かつて高エネルギー電子線はベータトロンによって作られていた。現在はLineacで4-25MeVの電子線を作ることが可能。 実臨床では電子線のDmax、R90(90%線... 2015.06.11篠原2010
篠原20102-08 放射線治療に関係する不安・抑うつおよびその評価と対応 抑うつの原因となる薬物: ステロイド、インターフェロン、抗男性ホルモン療法、タモキシフェン、一部の抗癌剤(ビンクリスチン、ビンブラスチン、プロカルバジン、L-アスパラギナーゼなど) 不安の原因となる薬物: 抑うつの原因となる薬物に加え、β... 2015.06.11篠原2010
篠原20102-17 放射線肺障害 放射線関連肺障害(Radiation-induced lung injury : RILI) 放射線関連肺障害は以下2つからなる 放射線肺臓炎(radiation pneumonitis:RP) 急性期~亜急性期 放射線肺線維症(... 2015.06.11篠原2010
放治GL201204-01 非小細胞肺がん 標準治療 切除不能例のうち、遠隔転移(-)、悪性胸水(-)、心嚢水(-)の症例が局所制御目的の根治RTの適応となる 根治RTの適応はN2ⅢA期、多発結節・体側肺門リンパ節転移を除くⅢB期(およそII、Ⅲ期であるが、N2までということ。つ... 2015.06.04放治GL2012
放治GL201209-06 全身照射(total body irradiation ; TBI) 標準治療 TBIの目的: (1) 残存する腫瘍細胞の死滅 (2)宿主を免疫抑制状態としてドナーからの造血幹細胞の生着を促す 適応:主として(1)寛解期の高リスクAML (2)再発ALL(特に早期再発例) 放射線治療 処方線量 1... 2015.06.04放治GL2012
放治GL201209-02 ウィルムス腫瘍 標準治療 ウィルムス腫瘍とは 広義: 小児腎腫瘍の総称 狭義: 腎芽腫(neproblastoma)とその亜型 ウィルムス腫瘍の治療成績は集学的治療により飛躍的に向上した 化学療法 化学療法のレジメンはリスク分類に従って選... 2015.06.03放治GL2012
放治GL201208-05 皮膚癌 標準治療 RTが関与する代表的な皮膚腫瘍として、1)基底細胞癌および有棘細胞癌 2)悪性黒色腫 3)パジェット病 4)皮膚原発悪性リンパ腫、がある 基底細胞癌および有棘細胞癌 手術が基本 RTは根治目的あるいは術後照射として使用... 2015.06.03放治GL2012
放治GL201208-04 多発性骨髄腫 治療方針 骨髄腫は形質細胞(=成熟したB細胞のこと)由来である 骨髄腫は治療反応性良好だが根治困難である 骨髄腫は形質細胞が産生する免疫グロブリン由来の「M蛋白」を特徴とする 骨髄腫の治療は化学療法が中心である 骨髄腫の分類 多発性... 2015.06.02放治GL2012
放治GL201206-03 前立腺癌-密封小線源永久挿入療法- 治療方針 リスク 治療方針 低リスク(および中リスクの一部) シード単独 中・高リスク シード + 外部照射併用 放射線治療 シード単独療法では144Gyが一般的 術中計画法では前立腺... 2015.05.30放治GL2012
放治GL201206-04 精巣(睾丸)腫瘍 治療方針 成人の精巣腫瘍の大半は胚細胞腫瘍である。 胚細胞腫瘍は治療上、「精上皮腫」と「非精上皮腫」に分類される。 精上皮腫と非精上皮腫が混在する場合、治療上は非精上皮腫として扱う。 RTの適応は精上皮腫のみ。精上皮腫のうちⅠ、IIA、... 2015.05.30放治GL2012
放治GL201206-05 陰茎癌 治療方針 陰茎癌の標準治療は手術であるがRTは局所制御率、生存率ともに手術に匹敵する 陰茎温存を希望する早期症例(Tis~T2N0M0)は根治RTの適応である 放射線治療 「0~I期症例」と「T2症例」の2タイプが考えられる 0... 2015.05.30放治GL2012
放治GL201205-05 胆道癌 胆道癌の分類 肝内胆管癌 肝門部胆管癌 胆嚢癌 上中下部胆管癌 線量は通常分割照射で50Gy程度 予後 肝内・肝外胆管癌の大規模疫学調査でPORTの有用性が示されている。 肝内胆管癌 mOS 手術単独 vs. PORT併用 ... 2015.05.30放治GL2012
放治GL201205-04 原発性肝細胞癌 原発病巣5cm以下の原発性肝癌へのSRTに保険適応あり TACE vs. TACE+RTにてRT追加で生存期間延長の報告あり X線通常分割照射、X線SRT、陽子線、重粒子線などの報告がある 全肝照射は適応なし 治療計画CTは空腹時が望まし... 2015.05.30放治GL2012
放治GL201204-05 乳がん 化学療法との併用 化学療法先行が原則。 適切な化学療法施行下においては半年程度の照射開始遅延は問題なし。 同時併用についてはコンセンサスなし。 手術との時期 術後 20週以内に照射開始すべき。 ブースト照射について 本来... 2015.05.28放治GL2012
放治GL201205-03 肛門管癌 治療方針 肛門扁平上皮癌の標準治療:cCRT(5FU+MMC) → 再発例に救済手術 肛門扁平上皮癌(T1N0M0=原発2cm以下でN0M0)にはRT単独も可能 肛門腺癌の治療法にはコンセンサスなし。 放射線治療 予防域: 骨盤... 2015.05.20放治GL2012
医学論文&UTD[UTD] 前立腺がん放射線治療後の性機能(手術との比較) 参考資料1 UpToDate : Overview of approach to prostate cancer survivors 前立腺がん放射線治療における性機能の維持について Sexual dysfunction 性機... 2015.05.19医学論文&UTD
放治GL201203-05 中咽頭がん 亜部位 前壁=舌根、喉頭蓋谷(舌根と覚える) 側壁=口蓋扁桃+扁桃窩+口蓋弓+舌扁桃溝(扁桃と覚える) 上壁=軟口蓋+口蓋垂(軟口蓋+口蓋垂と覚える) 後壁 側壁が最多(60%) 中咽頭は... 2015.05.19放治GL2012