4-4 電子線の線量測定と治療計画

臨床上の要点

  • 電子線は深さ約5cmまでの表在性腫瘍の治療に用いられる
  • かつて高エネルギー電子線はベータトロンによって作られていた。現在はLineacで4-25MeVの電子線を作ることが可能。
  • 実臨床では電子線のDmax、R90(90%線量レベルの深さ)、R80(80%線量レベルの深さ)を治療領域として用いる
  • R90(cm)、R80(cm)はそれぞれE/4、E/3で近似可能である。
  • 人間の皮膚表面は凹凸不整なことが多くこのために電子線を垂直に照射できないことがある。この問題をクリアするためにボーラスを用いる。
  • ボーラスは任意の線量分布を得るために使用することもできる

電子線と物質の相互作用

  • 電子と物質の相互作用は以下4つに大別される
  1. 原子の軌道電子と非弾性衝突
  2. 原子の軌道電子と弾性衝突
  3. 原子核と非弾性衝突
  4. 原子核と弾性衝突
  • 一般的に電子のエネルギー損失は水中(水等価組織)で1cmあたり1.98MeV

  • 深部量百分率(PDD)は「電離箱検出器」で測定する

  • 電子線ビームの特性を評価する指標:電子線の線量プロファイル、軸外線量比(off-axis ratios:OAR)、平坦性、対称性

電子線の線量計算アルゴリズム

  • ペンシルビームやモンテカルロ法など

コメント