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08-05 皮膚癌
放治GL2012
2015.06.03
標準治療
- RTが関与する代表的な皮膚腫瘍として、1)基底細胞癌および有棘細胞癌 2)悪性黒色腫 3)パジェット病 4)皮膚原発悪性リンパ腫、がある
基底細胞癌および有棘細胞癌
- 手術が基本
- RTは根治目的あるいは術後照射として使用されることがある
- 二次発がんなどの晩期有害事象を考慮し 60歳以上(または70歳以上)の症例を中心とすべきとされる
悪性黒色腫
- 根治RTはない
- 術後照射を行うことがあるが、生存率改善のエビデンスはない
- 緩和照射(特に脳転移に対する定位照射)が有用なことがある
皮膚原発悪性リンパ腫
- T細胞リンパ腫が多い(70-90%)。B細胞リンパ腫は10-20%。
- 最も多いのはCD4陽性T細胞による菌状息肉症である
- 菌状息肉症は他のリンパ腫とは異なりTNM分類が適応される
- 菌状息肉症は限局性病変に対して電子線照射、全身性病変に電子線による全身皮膚照射(Total skin electron beam therapy)が用いられる
パジェット病
- 浸潤癌や深部に腺癌成分を有する症例 → 高頻度に局所再発する → PORTの適応あり
- 手術不能の乳房外パジェット病に緩和照射の適応あり
放射線治療
- 基底細胞癌及び有棘細胞癌: 64Gy/32frなど
- 悪性黒色腫:50Gy/25Frなど
- 手術不能の乳房外パジェット病:50Gy/25Frなど
標準治療成績
- 基底細胞癌、有棘細胞癌は成績良好であり、早期なら局所制御率 90%以上
- 悪性黒色腫緩和照射: 症状緩和効果約半数。
- 皮膚悪性リンパ腫:限局性病変では寛解率 90%、再発率約半数。全身性病変では寛解率約半数、再発率約90%。