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5-02 がんステージング
篠原2010
2015.06.25
- 世界的に受け入れられている分類はAJCCとUICCによるTNM分類である。
- 一旦決定されたTNM分類は変更してはいけない
- 1臓器に同時多発癌のある場合、最も進展度の高い病巣をT分類とする
- 病変部位はICD-O(International Classification of Diseases for Oncology)でコーディングする
- 原発不明がんはT0として最も原発として疑わしい部位のTNM分類により分類する
- 上皮内癌は0期である
病理学的なリンパ節評価
- 原発腫瘍のリンパ節への直接浸潤はリンパ節転移とする
- 領域外リンパ節転移は遠隔転移とする
- リンパ節微小転移(0.2cm以下の転移)のみでは(mi)を付記して区別可能である 例 pN1(mi)
センチネルリンパ節
- がん細胞がリンパ流に乗って最初に到達するリンパ節。
- センチネルリンパ節転移(+)の場合、他のリンパ節にも転移している可能性がある。SLN(-)ならその可能性は低い。
- センチネルリンパ節は複数あることもある
遊離腫瘍細胞 (isolated tumor cells: ITC)
- 通常のHE染色や免疫組織化学的検査で検出される最大径 0.2mm以下の孤立した腫瘍細胞
- 通常、増殖や間質性反応といった転移の可能性はなく、血管壁やリンパ節辺縁洞壁の浸潤は認めない。
補助記述
| 記号 |
意味 |
例 |
| m |
多発性原発腫瘍 |
T2(m) |
| y |
集学的治療後のTNM分類 |
ycT1N2M0,ypT2N0M0 |
| r |
無病期間を経て再発後のTNM分類 |
rT2N2M0 |
| a |
剖検により初めて行わたTNM分類 |
aT1N2M1 |
G-組織学的分化度分類
| 分類 |
意味 |
| GX |
分化度の評価ができない |
| G1 |
高分化 |
| G2 |
中分化 |
| G3 |
低分化 |
| G4 |
未分化 |
遺残分類
| 分類 |
意味 |
| R0 |
遺残腫瘍なし |
| R1 |
顕微鏡的遺残腫瘍あり |
| R2 |
肉眼的遺残腫瘍あり |
| RX |
遺残の有無が評価できない |
- 注: R分類は原発巣のみに適用する場合と遠隔転移にまで拡大して適用する場合がある。R分類を使用する場合は適用範囲を明記する必要がある。
L-リンパ管侵襲 (lymphatic invasion)
| 分類 |
意味 |
| LX |
リンパ管侵襲の評価ができない |
| L0 |
リンパ管侵襲なし |
| L1 |
リンパ管侵襲あり |
UICC第7版での変化
- 大きな変化のあった部位: 食道(Esophagus)、胃(Stomach)、肺(Lung)、前立腺(Prostate)、膣(Vulva)、皮膚(Skin)|
- MXが排除されcMX、pMX、pM0(剖検以外)はなくなった
- 病理分類(Staging grouping)の他に予後分類(prognostic grouping)が作られた
- 食道では病期分類の他に、SCCとadenoに分けて予後分類(prognostic grouping)が作られた。SCCではTNM+病理組織学的分化度+占居部位、AdenoではTNM+病理組織学的分化度、によりGroupⅠ~Ⅳに分類される
- 前立腺ではTNM + PSA + GS
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