5-07 化学療法

  • 殺細胞性抗悪性腫瘍薬 : 細胞分裂を障害しアポトーシスを誘導する
  • 分子標的治療薬 : 癌細胞に特異な分子を阻害する
  • 世界初の抗癌剤はナイトロジェンマスタード 1946年 悪性リンパ腫に使用された。ナイトロジェンマスタードの改良版が「シクロフォスファミド」(アルキル化薬)
    + 一般に薬理作用の用量反応曲線はシグモイドである

Pharmacogenmocs(ゲノム薬理学)

  • イリノテカン(CPT-11) : UGTA1A6,`28のホモあるいはヘテロ症例で毒性が増強する
  • 6-MP : TPMT(チオプリンメチルトランスフェラーゼ)をコードする活性欠損型対立遺伝子が毒性と関連する
  • 5-FU : DPD活性低下で5-FUお有効血中濃度が上昇する。

化学療法薬の分類

1. アルキル化薬

  • DNA延期にアルキル基を結合させることによってDNA複製障害を引き起こす
  • 細胞周期に依存しない
  • 抗腫瘍効果は用量依存性に直線的に増強する
  • ニトロソウレアは脂溶性で小分子量のためBBBを通過しやすい
  • ナイトロジェンマスタード
  • アルキル化剤
  • ニトロソウレア
  • 骨髄抑制(特にニトロソウレアの骨髄抑制は遷延する)

2. 白金製剤

  • 細胞内で塩素イオンを水分子に置換し、アコ錯体に変化させる → アコ錯体はDNAと鎖間架橋を形成しDNA合成を阻害する
  • 開発時期により3つに分類される

    世代
    第1世代 シスプラチン(CDDP)
    第2世代 カルボプラチン(CBDCA)
    第3世代 オキサリプラチン(L-OHP)
  • CDDP : 腎機能障害、末梢神経障害、聴力低下

  • CBDCA : 骨髄抑制
  • L-OHP : 寒冷曝露による末梢神経障害

3. 抗生剤

  • ブレオマイシ(BLM)、アクチノマイシンD(ACT-D)、マイトマイシンC(MMC)。
  • アントラサイクリン系はトポイソメラーゼ阻害薬にも分類される

4. トポイソメラーゼ阻害薬

  • DNA鎖を切断する

5. 代謝拮抗薬

  • DNAおよびRNA合成に必要なプリン・ピリミジンなどの核酸代謝酵素を阻害する
    分類
    ピリミジン拮抗薬 5-FU、テガフール、S-1、カペシタビン
    プリン拮抗薬 メルカプトプリン(6-MP)、リン酸フルダラビン(FLU)、ペントスタチン、クラドリビン(2-CdA)
    葉酸拮抗薬 メトトレキサート(MTX)、ペメトレキセド(MTA)

6. 微小管阻害薬

  • 微小管とチュブリンヘテロダイマーの重合・脱重合の平衡状態を阻害する
  • 微小管には細胞分裂、細胞運動、細胞内小器官配置などの働きがある

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