7-32 非浸潤性乳癌

基礎知識

  • 非浸潤癌は最も早期の乳がんである。乳腺上皮由来。がん細胞が乳管内or小葉内に限局し間質浸潤が見られない。
  • 非浸潤がんは(1)DCIS Ductal carcinoma in situ (2)LCIS Lobular carcinoma in situに分類される。
  • DCISは形態学的にcomedo型とnon-comedo型に分類される。comedo型の方が予後不良。
  • DCISの予後予測指標でRTとの関連で用いられるものにVNPI (Van Nuys classification / Van Nuys Pfognostic Index)がある。

  • DCISという極初期の段階でもホルモン依存性を消失している症例が存在する。(DCISにおける核異型度によるER発現率は高異型度群では14-54%、非高異型度群では40-89%)

  • 一般的に乳がんの約20%にHer2/new蛋白過剰発現がある。
  • DCISでは触知群の方が予後不良。

標準治療

  • DCISの治療は部分切除+RT

治療成績

  • DCISのBCT : 局所再発率 8-17%、局所再発のうち浸潤癌として再発したものは52-72%、再発症例の組織型はcomedo型が多い。

局所再発リスク因子

  • 若年者(<40歳)
  • 断端陽性
  • comedo型壊死
  • 高度の核異型(high nuclear grade: NG=3)
  • van Nuys Prognostic Indexにおけるintermediate-high score
  • MMGで1cm以上におよぶ微小石灰化
  • 血性乳汁分泌
  • 腫瘤形成
  • ホルモン補充療法の既往
  • 電子線追加照射のエネルギー不足
  • 放射線非照射

有害事象

  • RT後の肺野変化はCTでは約 80%に出現する
  • 接線照射後に肺野外に出現する特殊な肺野変化はBOOP様肺病変/COPとして報告される。
  • 照射野外肺病変有所見率は3-5%以下と推測されている。
  • 照射後BOOPはステロイド反応性良好であるが減量or中止時期に再燃増悪が多い(65-76%)

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