7-29 胸膜中皮腫

  • 石綿肺、中皮腫はともにアスベスト曝露を原因とするアスベスト関連疾患であるが、石綿肺が高濃度被曝のみで発症するのに対し、中皮腫は環境被曝などの低濃度でも発症するという違いがある
  • 中皮腫に対するRTとしては(1)生検後の播種予防(2)根治照射(3)緩和照射がある。
  • 悪性胸膜中皮腫の組織型は4つ:(1) 上皮型 (2)肉腫型 (3)線維形成型(4)2相型。最も頻度が高いのは上皮型、最も予後が悪いのは肉腫型。
  • 悪性胸膜中皮腫の予後は極めて不良。標準治療はない。
  • 胸壁穿刺部位への予防照射の効果はcontrovesial。少なくとも非上皮型では21Gy/3Fr以上が必要と考えられている。
  • 根治RT:患側胸膜全体が標的体積となる。術式はP/D(pleurectomy/decorication)胸膜切除・剥皮術からEPP(extrapleuropneumonectomy)胸膜肺全摘術に移行している。目安として最大線量 54Gyなど。
  • 悪性中皮腫の化学療法はシスプラチン+ペメトレキセド。
  • 悪性中皮腫の放射線感受性は肺がんと同程度と考えられている。
  • 悪性中皮腫の緩和照射の有用性は古くから認知されている。MDACCでは45Gy/15Fr。

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