7-19 鼻副鼻腔

解剖

  • 鼻腔 = 鼻前庭+鼻腔+嗅部
  • 副鼻腔 = 篩骨洞+前頭洞+蝶形骨洞+上顎洞
  • 翼口蓋窩は6方向全ての方向で交通している

標準治療

  • 臨床的には (1)鼻前庭腫瘍 (2)鼻腔・副鼻腔腫瘍(上顎洞癌はここ) (3)嗅部腫瘍(嗅神経芽細胞腫が代表)に分けて考えるとわかりやすい
  • 早期副鼻腔腫瘍は手術 or RT単独(Grade1B)
  • 進行副鼻腔腫瘍は手術+RT(Grade1B)
  • 上顎洞癌N0の予防照射の意義は不明
  • 鼻腔・副鼻腔腫瘍の頸部リンパ節陽性例では頸部郭清術+PORTが推奨される(Grade1B)
  • 日本では上顎洞癌に三者併用療法を行う
  • 欧米では上顎洞癌は上顎洞全摘術 → PORTが多い

放射線治療

  • PORTの場合、手術操作が行われた部分全てがCTV
  • 鼻腔・副鼻腔腫瘍で手術による欠損がある場合、軟膏ガーゼ、水バルーンなどを挿入し線量均質化を図る。
  • 鼻前庭腫瘍: 総線量 60-66Gy
  • 鼻腔・副鼻腔腫瘍: MDACCのIMRT 肉眼的腫瘍に 66-70Gy、術後照射の手術床 56Gy、腫瘍床 60Gy、断端陽性部 66Gy

治療成績

  • 上顎洞癌(全摘+PORT): 5yLC 62% 5yOS 67%
  • 手術不能鼻副鼻腔腫瘍のCRT: 5yLS 21%、5yOS 15%。線量 65Gy以上必要。

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