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7-52 前立腺癌根治照射(外部照射)
篠原2010
2015.06.30
基礎知識
標準治療
- 根治可能なのは限局性癌(T1-2N0M0)、局所進行癌(T3-4N0M0)、骨盤リンパ節転移を認めるTanyN1M0である。
- 代表的なリスク分類としてD’Amicoの分類やNCCN分類がある。D’AmicoとNCCNはほとんど同じだが、前者ではT2c以上を高リスクとするのに対し、後者ではT3以上を高リスクとする点だけが異なる。
限局性癌(T1-2N0M0)
- 手術、小線源、外部照射いずれでも5ybRFS 80%程度
- EBRTでは古典的標準線量である 65-70Gyと比較し72-80Gyへの線量増加により全てのリスクれにおいてbRFSが改善することがわかっている。
- 一般的な処方線量は 低~中リスクで70-76Gy、高リスクで75~80Gy
局所進行癌(T3-4N0M0)
所属リンパ節転移癌
- 日本では根治不能と判断し、内分泌単独療法が行われることが多い
- 全骨盤照射+局所ブーストでも長期生存例あり → 積極的なトライの意義あり
放射線治療
- 高リスク症例では予防的全骨盤照射に理論的妥当性があるが、複数のRCTにて原病生存率およびOSの改善が認められなかった
- 現時点では予防的全骨盤照射を省略し局所高線量照射を優先することが妥当と考えられている
- MSKCCでは 86.4Gyの超高線量局所照射を行い5ybRFSが低中高リスクでそれぞれ 98%、85%、70%であった
内分泌療法
- EBRT単独 vs EBRT+HTでは内分泌併用療法が優れていることが明らか → 低リスクと内分泌療法に問題のある合併症を持つ例を除いては原則内分泌施行が原則
- ネオアジュバント内分泌療法は3-8ヶ月の短期ネオアジュバント併用によるbRFS、OS改善のエビデンスあり
- 高リスクのネオアジュバント療法では3ヶ月より8ヶ月でbRFSの有意な改善が報告されている
有害事象
- 晩期直腸出血はRT後、6mosから3yに生じることが多い。3年移行の発生は抗凝固療法の患者を除いてはまれ。
- 晩期尿路径優雅事象は一般に軽度であるが、RT後5年を過ぎても出現することがあることが要注意である。
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