研究デザイン

フィールド研究(field trial)

定義 フィールド研究(field trial)は、疾病の1次予防を目的とした疫学的実験の1種である。疾病の治療を目的とした臨床研究では対象が患者であるのに対し、フィールド研究では対象が患者ではないという点が主な違いである。
研究デザイン

疫学実験(epidemiologic experiment)

同義語 疫学実験、疫学的実験、疫学における実験(epidemiologic experiment)、実験(trial) 定義 疫学的実験(epidemiologic experiment)とは、2群以上の群間(コホート)に曝露を割り当...
3次予防(治療)

放射線脳壊死(radiation brain necrosis)

放射線脳壊死について、UpDoDateの記事"Delayed Complications of Cranial Irradiation"からポイントを抽出した。 臨床的特徴 RT後1-3年での発症が多い。その他の期間に起きること...
3次予防(治療)

がんの平均在院日数

e-Stat 政府統計の総合窓口 患者調査 平成26年患者調査 閲覧(報告書非掲載表) 年次 2014年 75-1 退院患者平均在院日数,性・年齢階級 × 傷病小分類 × 病院-一般診療所・病床の種類別(総数) 出典
標本抽出法

統計学的代表性(statistical representativeness)

定義 統計学的代表性(statistical representativeness)とは、統計学的な観点から、標本が母集団の代表になっている程度を意味する概念である。 統計学的代表性の担保と、標本抽出および調査に要するコスト(効率性...
因果関係

潜伏期(latent period)

定義 潜伏期とは、疾患の発生から、疾患の診断までに、経過する時間のことである。 関連 誘導時間(induction period)
因果関係

誘導時間(induction period)

同義語 誘導時間(induction time, induction period) 定義 誘導時間(induction period)とは、ある原因構成要素の作用開始時点から、最後の原因構成要素が作用し疾患が生じる時点までの、時間(...
因果関係

因果のパイモデル(causal pie model)

同義語 十分原因構成要素モデル(sufficient-component model) 定義 因果のパイモデル(causal pie model)とは、ある疾患の発生機序に関する説明モデルである。 因果のパイモデルでは、以下2つ...
因果関係

ヒルの因果性の基準

定義 ヒルの因果性の基準とは、ヒルが示した因果性の基準のリストである。 強固性 (Strength) 一致性 (Consistency) 特異性 (Specificity) 時間性 (Temporality) ...
研究デザイン

自然の実験(natural experiment)

定義 自然の実験(natural experiment)とは、人為的に作り出した実験ではなく、実在する現実が偶然にも実験としての要件を満たしている状況を利用したコホート研究である。 自然の実験の実例 ジョン・スノウ(John Snow...
因果関係

疫学

定義 疫学とは、「疾病頻度の分布と決定要因に関する学問」である。(MacMahon B, 1970) 疫学とは、「病気の発生に関する学問」である。(Gayload Anderson, 1979) ロスマンによれば、「公衆衛生は...
1次予防(発生予防)

森本兼曩(かねひさ)らの8つの健康習慣

定義 森本兼曩(かねひさ)らの8つの健康習慣は、日本人の生活実態に即した実証的データの蓄積がある、健康や長寿をもたらす生活習慣である。内容は以下の通り。 毎日朝食を食べる 毎日平均7~8時間眠る 栄養バランスを考えて...
心理学辞典

カラセックの職場ストレスモデル(karasek, 1979)

カラセックは職場ストレスを「仕事の要求度(デマンド)」と「裁量の自由度(コントロール)」の2つの軸から分析するモデルを提唱した。 なお、カラセックが開発したJCQ(Job Content Questionnaire)には日本語...
心理学辞典

社会的再適応評価尺度(Holmes&Rahe,1967)

社会的再適応評価尺度は、ホームズとレイがライフイベントのストレス量を得点化した一覧表のことである(Holmes&Rahe,1967)。 ライフイベントのインパクトは社会や個人によって異なるため、この尺度は日本でそのまま使用することはで...
0次予防(情報リテラシー)

エビデンスレベルの分類

定義 エビデンスレベルの分類とは、個々のエビエンスを信頼性によって分類(格付け)する枠組みのことである。エビデンスを格付けすることはEBMの基本原則である。 エビデンスレベルの分類法は複数提案されている。 分類例(Minds) ...
0次予防(情報リテラシー)

診療ガイドライン

定義 診療ガイドラインとは、これまでに蓄積された医学情報を体系的に比較・吟味し、ある特定の臨床場面での意思決定を支援するために、作成された文書である。 1990年には米国科学アカデミーに属するInstitute of Medicin...
3次予防(治療)

温熱療法

定義 温熱療法は、身体を加温することによって、がんに対する免疫力を増強することを目指す免疫療法の1種である。 分類 温熱療法は「局所温熱療法」(がんのある部分を局所的に温める)と「全身温熱療法」(体全体の温度を上げる)に分類される。 ...
3次予防(治療)

免疫細胞療法

定義 免疫細胞療法は、患者の血液中の免疫細胞を体外に取り出し、体外で免疫力を高めるための処置を施した後に、再び体内に戻して、がんに対する免疫力を高めることを目指す治療法の総称である。今日の免疫治療の中心がこの免疫細胞療法である。 分類 ...
3次予防(治療)

I-131単位換算表(Ci,Bq)

Ci mCi GBq MBq KBq Bq 備考 1 1000 37 37,000 37,000,000 37,000,000,000 3万7千 3700万 37...
4次予防(緩和ケア)

積極的治療(anticancer treatment)

定義 がん治療における積極的治療(anticancer treatment)とは、がん細胞そのものの減少を意図した治療である。 具体的には、手術、放射線、抗がん剤などによる治療である。 関連 緩和ケアと積極的治療の関係(WHO,...
4次予防(緩和ケア)

緩和ケアと積極的治療の関係(WHO,1990)

積極的治療と緩和ケアの関係について、WHOはがん治療に投下できる資源の配分という観点から考察し、旧モデルと新モデル(先進国版と発展途上国版あり)を提示した(WHO,1990)。 原著(1)より概念図を引用します。 以下、...
栄養学辞典

FMIとFFMIの組み合わせによる体組成評価

体組成(body composition)は、FMI(体内に占める相対的な脂肪体積の指標)と、FFMI(同、除脂肪体積の指標)の組み合わせにより、4群に分類可能である。 正常FMI 高FMI 正常FFMI 正...
栄養学辞典

obesity paradox

定義 肥満は、慢性疾患(数種類のがんを含む)の罹患率を高めるリスク因子である一方で、実際に心血管疾患、慢性腎不全、COPD、AIDS、関節リウマチなどの疾患に罹患してしまった場合にはむしろ肥満は逆に(paradoxical)、生存を延長さ...
栄養学辞典

FFMI (fat-free mass index)

定義 FFMI (fat-free mass index)は除脂肪体積と身長の2乗の比である。 FFMI (kg/m2) = 除脂肪体積(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) FMIの解釈 (Kyleの基準) 参考としてKyl...
栄養学辞典

FMI (fat-mass index)

定義 FMI(fat-mass index)は体格に対する脂肪体積の割合を評価する指標である。 FMI (kg/m2) = 脂肪体積(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) FMIの解釈 (Kyleの基準) 参考としてKyleら...
栄養学辞典

BMI(body mass index)

定義 BMI (body mass index)はるいそう/肥満の評価指標の1つである。以下の式で計算される。 BMI(kg/m2) = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) BMIの解釈 基準例を示す。 ...
栄養学辞典

外科的高血糖(外科的糖尿病状態)

定義 外科的高血糖(外科的糖尿病状態)とは、手術による侵襲ストレスの結果として血糖が常用するストレス反応のことである。この際、血圧、血流も同時に上昇している。
栄養学辞典

アンチエイジングのための栄養素

酸化ストレスによる細胞死が老化の原因の1つと考えられている。 とすれば酸化ストレスを減弱させることがアンチエイジングにつながると考えられる。 具体的には、活性酸素の無毒化、乳酸発生の抑制という戦略が考えられる。この観点から有効と...
栄養学辞典

サルコペニック オベシティ(sarcopenic obesity)

同義語 サルコペニック オベシティ(sarcopenic obesity)、筋肉減少性肥満 定義 サルコペニック オベシティ(sarcopenic obesity)とは、サルコペニアと肥満を合併した病態である。この状態ではBMIの意義...
栄養学辞典

慢性肝炎・肝硬変の栄養療法

制限するもの 鉄、脂肪(これらは肝炎を悪化させるため) 水分、塩分(浮腫や腹水がある場合) 補給するもの BCAA(肝硬変ではアミノ産インバランスが起きている。健常人ではフィッシャー比(BCAA/AAA)は3.5倍程度だが肝硬変...
4次予防(緩和ケア)

進行性慢性疾患の軌跡(Lynnのモデル)

致死的な疾患に罹患し、死に至るまでの軌跡は、疾患の種類によっていくつかに型分けされると考えられている。 19世紀の典型的な死に方は突然死(原因は感染症、事故、出産など)であった。医学の進歩によりこれらの疾患による死亡が減った結果、現代では...

がんを生きるためのオススメ本

医師が書いた本 著者の専門は免疫療法である。がんの標準治療について基礎的な知識がバランスよく記述されている。免疫療法についても触れられているが偏重してはいない。がん治療目的を、がんに罹らなかった場合の寿命と生活の質にできるだけ近づけること、...
4次予防(緩和ケア)

HBM(human based medicine)

定義 HBM(human based medicine)は、腫瘍内科医である高野利実が提唱する医学の理念である。 高野はHBMを「人間の人間による人間のための医療」とも呼んでいる。 高野は医療の意味を考える時の3つの質問があると言う。 ...
死生心理学

[TMT]『ギルガメッシュ叙事詩伝』に見られる3つの不死性

『ギルガメッシュ叙事詩伝(The Epic of Gilgamesh)』は記述されたものとして現在に伝わる人類最古の物語である。古代メソポタミア(現在のイラク、クェート)で、紀元前2000年以前に書かれたと考えられている。 『ギルガメ...
心理学辞典

アフォーダンス(affordance)

定義 アフォーダンスとは、環境の物理的な特徴ではなく、環境が私たちの適応(生存)にとって持つ意味(価値)のことである。アメリカの知覚心理学者 ジェームズ・J・ギブソンによる造語である。 人間の知覚の目的は物理的に正確な測定ではなく、...
栄養学辞典

がん悪液質(cancer cachexia)

定義 がん悪液質とは、がんが原因となって生じた悪液質(cachexia)のことである。 がん悪液質の分類 がん悪液質は、経時的に3つに分類される。 前悪液質(pre-cachexia:プレカヘキシア) 悪液質(cachex...
栄養学辞典

酵素(enzyme)

定義 酵素(enzyme)とは、生体内の生化学反応の触媒となる物質(高分子生物学的触媒)の総称である。ほとんどはタンパク質である。 酵素が作用する対象である物質を基質(substrate)と呼ぶ。酵素が触媒した生化学反応によって基質...
栄養学辞典

血清アルブミン

定義 血清アルブミン(serum albmin)は、タンパク質の1種である。ヒトの血中タンパク質は100種類以上存在するが、量的にはアルブミンが約50-65%を占める。 分子量約66,000。基準値はおよそ3.5-4.0g/dL。半...
栄養学辞典

放射線治療の支持療法としての栄養療法

日常臨床ではほとんど使用されていないが、放射線治療の有害事象に対して有効性が示唆されている栄養素がある。 症状 有効な栄養素 腸炎 グルタミン、ファイバー、オリゴ糖(GFO) 肺線維症 ω3脂肪酸、コ...
栄養学辞典

抗がん剤の支持療法としての栄養療法

日常臨床的にはほとんど使用されていないが、栄養学的には化学療法の諸症状に対して有効な栄養素が判明している。 症状 有効な栄養素 味覚障害 亜鉛、ミネラル、ビタミン、タンパク質 脱毛(頭髪) アルギニン...
栄養学辞典

バクテリアルトランスロケーション(Bacteria Translocation, BT)

定義 バクテリアルロケーションとは以下の病態のことである。 絶食 → 腸粘膜萎縮 → 腸管(および全身)の免疫力低下 + 腸管運動障害による腸内細菌の異常増殖 → 本来消化管に留まっているべき腸内細菌や毒素が腸管粘膜上皮のバリアを超...
栄養学辞典

栄養投与経路

定義 栄養投与経路とは、カラダに栄養をいれる経路(方法)のことである。 栄養投与経路の分類 栄養投与経路は経腸栄養と経静脈栄養に大別される。(経口栄養、経腸栄養、経静脈栄養に3分類する流儀もある。) 経腸栄養は、経口栄養と経管栄養に...
栄養学辞典

基礎エネルギー消費量

定義 基礎エネルギー消費量とは、安静状態で健常成人が1日に消費するエネルギーのことである。 基礎エネルギー消費量の推定(ハリスーベネディクトの式) 基礎エネルギー消費量の算出法の1つにハリスーベネディクトの式(Harris-Bened...
栄養学辞典

がんにおける代謝異常

がんでは糖、タンパク、脂質の3大栄養素全ての代謝の異常を来す。 糖代謝の異常:がんは糖代謝を亢進させる。がん細胞では嫌気性解糖が行われる。 タンパク代謝の異常:がん細胞がサイトカイン、PIF(proteolysis induci...
がんの疫学

アフリカのがん医療の疫学

世界がん統計2012 (1) WHOの世界がん統計報告(GLOBACON)では、アフリカは5つの地域(東、西、南、北、中央)に分けられています。 2012年の全世界での推定がん罹患数は1,410万人、死亡数は820万人でした。 同年の...
4次予防(緩和ケア)

『がんを生きる』について

腫瘍内科医の佐々木常夫氏の著作『がんを生きる』という本があります。 本書のテーマ この本のテーマは、宗教なしで死の恐怖を乗り越える術を探ることです。 佐々木氏自身が宗教を持たない人であり、その死に対する考えは「「死んだら終...
がんの生物学

プロテインキナーゼ(protein kinase)

同義語 プロテインキナーゼ(protein kinase)、タンパク質キナーゼ、PK 定義 プロテインキナーゼは、リン酸基を他のタンパク質に付加することによって、付加したタンパク質を修飾する(単純に言えば機能をオン・オフする)...
疫学指標(疾病発生)

生存時間(survival time):がん領域

定義 和名 英名 起算日 (臨床試験) イベント 打切 (打切日) 備考 生存期間 全生存期間 overall survival 登録日 全死亡 生存 (...
4次予防(緩和ケア)

終末期ケア(ターミナルケア)

同義語 終末期ケア、ターミナルケア(end-of-life care) 定義 終末期ケア(ターミナルケア)とは、終末期に行われる緩和ケアのことである。 終末期とは、疾病の回復の可能性がなく死期が迫ったと考えられる時期のことである...
4次予防(緩和ケア)

ホスピス(hospice)

定義 ホスピス(hospice)とは、ターミナルケア(終末期ケア)を行う施設のことである。近年では自宅で行う終末期ケアを在宅ホスピスと称することもある。 現代のホスピスの歴史 1967 イギリスの女医シシリー・ソンダースがロンドンにセ...
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