研究デザイン

稀少疾病の仮定(rare disease assumption)

定義 稀少疾病の仮定(rare disease assumption)とは、累積標本抽出のオッズ比がリスク比の妥当な推定値となるのは、曝露群における疾病発症のリスクが低い場合(即ち稀少疾病の場合)に限られるという前提のことである。
研究デザイン

原集団(source population)

定義 原集団(source population)とは、実施されたある研究の標本(study subjects, study sample)を抽出する元となったと考えられる集団のことである。 実際の研究における原集団が何であるのかは...
研究デザイン

時間ループ(time loop)

定義 時間ループ(time loop)とは、研究(追跡)開始時点では入手不可能であり、追跡中に入手可能になるデータを使って、研究開始時点でのコホートの割当を変更することである。コホート研究におけるルール違反である。 例えば、喫煙と発...
因果関係

潜伏期間(latent period)

定義 潜伏期間(latent period)とは、疾病に罹患した時点から、実際にその疾病と診断されるまでに経過した時間のことである。 疾病罹患時点は推定する他ないため、潜伏期間も推定値である。 関連 誘導時間(induction...
研究デザイン

コホート(cohort)

定義 コホートとは「ある期間にわたり追跡される、特定の目的のために選ばれた個人の集まり」である(A Dictionary of Epidemiology)。 コホートのメンバーはリスク集団 (population at risk)で...
疫学指標(因果的効果)

総寄与分画

定義 総寄与分画 = Σ(AFi x Pi) AFi : 曝露レベル i の寄与分画 Pi : 全症例に対する曝露レベル i に分類される症例の割合 総寄与分画は、集団全体に対する寄与分画である。曝露レベルが複数ある場合...
医学論文&UTD

周術期放射線治療が長期的な直腸肛門機能に与える影響

目的 直腸がんに対する周術期RTが局所制御を改善することは知られているが、直腸肛門機能に対する長期的な影響に対する報告は乏しい 本研究の目的は、短期間・高線量(5Gy x 5Fr)の直腸がんに対する周術期RTの長期的な直腸肛...
3次予防(治療)

anterior resection syndrome

定義 anterior resection syndromeとは、直腸・肛門がんに対する低位前方切除術(low anterior resection : LAR)後に起きる、排便回数増加、便が房状になること(clustering)、便失禁...
クローバーの社

楽しいスロージョギングのためのランニングウォッチ情報[2016年]

ランニングウォッチとは ランニングウォッチとは、心拍数計測機能、GPS機能、ログ機能、体力測定機能など、ランニングのための機能が追加された腕時計のことである。よいランニングウォッチがあるとスロージョギングが楽しくなる。 ランニングウ...
その他アプリ

[CatMemoNote] Dropboxで運用する際の問題点

CatMemoNoteとは CatMemoNoteはメモを記録するWindowsアプリ(フリーウェア)である。 こちらで公開されている。 CatMemoNoteにできること 階層型でのメモ管理(実用上、階層数に制限はないと考...
疫学指標(因果的効果)

発生率比

同義語 瞬時リスク比(instantaneous risk ratio) 定義 発生率比 = 曝露群の発生率 / 非曝露群の発生率 瞬時のリスク比(観察時間が0に近い場合のリスク比)は発生率比と近似することから、瞬時リスク比の別...
疫学指標(因果的効果)

寄与分画(attributable fraction)

同義語 寄与分画(attributable fraction) 寄与リスクパーセント(attributable risk percent)、寄与リスク(attributable risk)は古い用語である。 定義 寄与分画 = ...
層別解析

標準化死亡比(standardized mortality ratio ; SMR)

定義 標準化死亡比( standardized mortality ratio) = 観察された死亡数 / 期待死亡数 標準化罹病比( standardized morbidity ratio) = 観察された罹病数 / 期待罹病数...
層別解析

粗率

定義 粗率とは、層別化データの区分別の率を、その集団の実際の分布を重みとして加重平均したものである。 層別化データの区分別の率を、別の集団の分布を重みとして加重平均したものが標準化率である。このことから、標準化率は「仮想の粗率」と呼...
層別解析

標準化

定義 標準化とは、層化データにおける層別の情報を単一の要約値へまとめる手法である。 実質的には、層別の率の加重平均である。この加重平均を計算する際の重みに「基準(standard)」の人口あるいはその分布を使用するところがポイントで...
層別解析

残差交絡(residual confounding)

定義 残差交絡(residual confounding)とは、層内の交絡のことである。 層別解析は層間の交絡は制御するが、層内の交絡は制御しない。ここから層別解析によって制御される交絡の残差=層内交絡という用語が生まれる。
層別解析

プール化(pooling)

定義 プール化(pooling)は、層化データの情報を統合する手法の1つである。 プール化リスク差/比(@コホート研究) 曝露 非曝露 合計 症例 ai bi M1i 非症例 ci d...
研究デザイン

マッチング比(matching ratio)

定義 マッチング比(matching ratio)とは、曝露群 : 非曝露群のマッチングの比のことである。 マッチング比には(1)固定マッチング比、(2)可変マッチング比(variable matching ratio)の2つがある...
一般線形モデル

交絡要約スコア(confounder summary score)

定義 交絡要約スコア(confounder summary score)とは、複数の交絡因子の情報を要約した1つのスコア(要するに1つの合成変数)のことである。 交絡要約スコアを使用するメリット 交絡要約スコアのメリットは2つある。 ...
一般線形モデル

因子化(factoring)

定義 因子化(factoring)とは、連続変数を複数の範囲に区切った複数の因子からなる変数に変換することである。 例えば年齢であれば、10歳ごとに区切り、10代、20代、30代...とするような操作である。
モデル選択

オーバーフィッティング(overfitting)

同義語 過学習 定義 統計モデルのあてはめ(fitting)においては説明変数の数を増やせば増やすほど、モデルのあてはまりがよくなるという性質がある。しかし説明変数の数が多すぎるとそのモデルは将来の予測には役立たないものとなる。 ...
モデル選択

ステップワイズ法

定義 ステップワイズ法は、多変量回帰分析において、最終モデルに投入する予測変数を自動選択するアルゴリズムである。 ステップワイズモデルは、因果モデルよりも、予測モデルを構築する際に意義があると考えられている。
重回帰分析

層別解析と多変量回帰分析の使い分け

ロスマンによれば、疫学における主要な分析方法は層別解析であり、多変量解析は補助的手段である。 層別解析では扱えないほど交絡因子が多い場合、多変量解析はよい道具である。しかし交絡因子だと思ったものが実際に重要な交絡因子であるかどうかは、実際...
一般線形モデル

変数変換

定義 統計学における変数変換は、モデルフィッティングによって得らえるパラメータの推定値が、実際のデータの意味に照らして意味のある範囲内に収まるように制約をかけるために行う、変数の変換処理のことである。 変数変換の例 例1.対数変換 ...
医学辞典

MedLinePlus

定義 MedLinePlusは、米国立医学図書館(National Library of Medicine, NLM)が運営する信頼できる医学情報のポータルサイトである。提供される主な情報は以下の通り。 975を超えるトピックに...
医学辞典

PubMed

PubMedは、米国立生物工学情報センター(National Center for Biotechnology Information, NCBI)が提供する医学・生物学分野の文献検索サービスである。 運営組織は以下の順で上部 → 下...
3次予防(治療)

抗がん剤の視神経毒性

視神経毒性の報告されている抗がん剤 ビンクリスチン(vincrinstine) ニトロソウレア(nitrosoureas) シスプラチン(cisplatin) 5-FU(5-fluorouracil) 髄注メト...
3次予防(治療)

放射線視神経障害(radiation-induced optic neuropathy : RION)

定義 放射線視神経障害(radiation-induced optic neuropathy : RION)とは、放射線照射の有害事象として発生する視神経障害である。発生機序は視神経乳頭(optic nerve head)と視神経の網板板...
{survival}

[R] 生存曲線のX軸(時間軸)の尺度を週、月、年単位などに変更する方法

背景 のsurvival::plot.survfit()関数を使用して生存曲線を描画すると、デフォルトではX軸(時間軸)の単位はデータベースの単位となる。例えば日単位でデータベースを作っていれば、カプランマイヤー曲線のX軸も日単位というこ...
疫学指標(因果的効果)

発生率差(incidence rate difference : IRD)

定義 発生率差(incidence rate difference : IRD) = 曝露群の発生率(I1) - 非曝露群の発生率(I0) 関連 リスク差(risk difference : RD)
疫学指標(因果的効果)

混乱を招きやすい疫学用語まとめ

疫学指標には独特の難しさがある。 原因1.日常用語と乖離した独特の言い回し 原因2.疫学用語自体の中にある曖昧さや重複 原因1への対処 独特でわかりにくい用語を以下のように言い換える(頭の中で変換して考える)ことを推奨する。...
疫学指標(因果的効果)

相対的効果

定義 相対的効果 = リスク差 / 非曝露群のリスク = RD / R0 = (R1-R0) / R0 = RR - 1 R1:曝露群のリスク R0:非曝露群のリスク RR: リスク比(R1/R0) 関連 リスク差(...
疫学指標(因果的効果)

リスク差(risk difference : RD)

同義語 リスク差(risk difference)、寄与リスク(attributable risk) 定義 リスク差=曝露群のリスク(R1) - 非暴露群のリスク(R0)
疫学指標(因果的効果)

寄与率(attributable rate)

定義 寄与率(attributable rate)とは、発生率差(incidence rate difference : IRD)を意味する古い疫学用語である。 関連 寄与リスク(attributable risk)
疫学指標(因果的効果)

寄与リスク(attributable risk)

定義 寄与リスク(attributable risk)とは、リスク差(risk difference)を意味する古い疫学用語である。 関連 リスク差 寄与率(attributable rate)
因果関係

反事実的理想(counterfactual ideal)

定義 反事実的理想(counterfactual ideal)とは、因果関係を測定するために最も理想的であるが、実際には存在し得ない(=反事実的な)、測定条件のことである。 その意味するところは、ある曝露を受けた人を、曝露を受けない...
感染症疫学

伝播流行(propagated epidemic)

定義 伝播流行(propagated epidemic)とは、集団中で人から人へと伝染的・連鎖的に発生する流行のことである。 インフルエンザの流行は伝播流行の例である。 伝播流行における発生率の経時的変化 伝播流行の発生率の経時...
感染症疫学

点源流行(point-source epidemic)

定義 点源流行(point-source epidemic)とは、原因物質に対する唯一の源(=点源)への曝露から生じたと考えられる流行(epidemic)のことである。 ある店である一時点に出された食事から発生した食中毒はこの例であ...
感染症疫学

集団発生(outbreak)

定義 集団発生(outbreak)とは、通常全く、あるいはほどんど発生しない疾病の発生が突然増加することである。流行(epidemic)の1種である。 関連 流行(epidemic)
感染症疫学

流行(epidemic)

定義 流行(epidemic)とは、疾病が通常状態と比較して、異常な高頻度で発生することである。通常状態の発生頻度とどの程度の乖離があれば、流行とするのが明確な定義があるわけではない。 分類 感染源が物理的なある1点のみで、人から人へ...
3次予防(治療)

化学放射線治療の効果の組織学的判定基準(グレーディング)

がんの化学放射線治療の効果を組織学的に判定する場合に以下の基準が使用されることがある。 出典 Shiga, K., Yokoyama, J., Hashimoto, S., Saijo, S., Tateda, M., Ogaw...
疫学指標(疾病発生)

リスクと発生率の関係

リスクと発生率の間には、以下の近似式がある。 リスク≒発生率×時間 この近似式は、計算された左辺のリスクが20%であればうまく使用できることが知られている。 関連 リスク(risk) 発生率 (incidence ra...
疫学指標(疾病発生)

平均余命(expectation of life)

同義語 平均余命(expectation of life)、期待生存時間(expected survival time) 定義 平均余命(expectation of life)とは、死亡するまでの平均時間である。 発生率が経時...
疫学指標(疾病発生)

待機時間(waiting time)

定義 待機時間(waiting time)とは、事象が発生するまでの平均時間のことである。 発生率が経時的に変化しない定常状態では、 待機時間=1/発生率 という関係がある。
疫学指標(疾病発生)

年間発生率(annual incidence)

定義 年間発生率(annual incidence)とは、「〇〇人年あたり××人」という形で表現された発生率のことである。 疫学では10万人あたりで報告することが多い。 関連 発生率 (incidence rate)
疫学指標(疾病発生)

症例致命率(case fatality rate)

定義 症例致命率(case fatality rate)とは、既にある疾患を発症している人の中で、その疾患によって死亡する人の割合を示すリスク(発生割合)のことである。 症例致命率は、実質的にリスクそのものであるにも関わらず、リスク...
疫学指標(疾病発生)

死亡率(mortality rate)

定義 死亡率(mortality rate)とは、測定事象が死亡である場合の発生率 (incidence rate)のことである。
疫学指標(疾病発生)

疾病リスク時間(time at risk of disease)

同義語 疾病リスク時間、リスク時間 定義 疾病リスク時間とは、縦断研究(longitudinal study)中に、追跡された人々(リスク集団 (population at risk)が経験した時間の合計値のことである。 疾病リ...
感染症疫学

二次発病率(secondary attack rate)

定義 二次発病率とは、感染症疫学において、感受性のある人が、初発患者(primary case:流行の最初に感染した症例)と直接接触して発症するリスク(発生割合)のことである。 関連 発病率(attack rate)
感染症疫学

発病率(attack rate)

定義 発病率(attack rate)とは、流行期間中に感染症に罹患した人のリスク(発生割合)を示す感染症疫学の指標である。 内容的にはリスクそのものであるが、リスクの報告・解釈に必須である時間単位が通常明示されない。時間単位は、感...
スポンサーリンク