FMIとFFMIの組み合わせによる体組成評価

体組成(body composition)は、FMI(体内に占める相対的な脂肪体積の指標)と、FFMI(同、除脂肪体積の指標)の組み合わせにより、4群に分類可能である。

正常FMI高FMI
正常FFMI正常群肥満群
低FFMIサルコペニアサルコペニック オベシティ

BMIは脂肪とその他の組織(主たる関心の対象は筋肉)を合算しての評価であるため、脂肪と筋肉それぞれが健康に与える影響を区別して評価できないという問題がある。FMIとFFMIを組み合わせて体組成を分類することで、両者を区別した評価が可能になることが期待される。

参考

Gonzalez, M. C., Pastore, C. A., Orlandi, S. P., & Heymsfield, S. B. (2014). Obesity paradox in cancer: new insights provided by body composition. American Journal of Clinical Nutrition, 99(5), 999–1005. http://doi.org/10.3945/ajcn.113.071399

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