定義
HBM(human based medicine)は、腫瘍内科医である高野利実が提唱する医学の理念である。
高野はHBMを「人間の人間による人間のための医療」とも呼んでいる。
高野は医療の意味を考える時の3つの質問があると言う。
目標・・・医療は何のために行われるのでしょうか?
根拠・・・医療は何にもとづいて行われているのでしょうか?
理念・・・医療が存在する価値は何なのでしょうか?
上記3質問に対して、EBMとHBMの回答を対比する形で高野はEBMを以下のように定義する。
| EBM | HBM | |
| 目標 | 最大多数の最大幸福 | 一人ひとりの、その人なりの幸せ |
| 根拠 | エビデンス | 一人ひとりの想い、価値観、語りあい |
| 理念 | 最善の結果の追求 | 人間の幸せの追求 |
高野は、患者さん自身がHBMを実践するための15箇条も掲げている。
01)医療は自分のものであると心得る
02)生老病死ときちんと向き合う
03)自分の想い、価値観や大事にしていることを医療者や家族に伝える
04)治療目標を明確にし、医療者や家族とも共有する
05)イメージに惑わされず、うまく情報の波に乗る
06)最低限のエビデンスとEBMのルールを知る
07)リスクとベネフィットのバランスを考える
08)自分にプラスとなる治療を受け、マイナスになる治療は受けない
09)医学の進歩と限界を知る
10)緩和ケアを積極的に活用する
11)医療者や家族とよく語り合う
12)しんどいときんは、まわりに頼る
13)がんとうまく長くつきあう
14)希望を持って生きる
15)自分なりの幸せを目指す
参考
『がんとともに、自分らしく生きる―希望をもって、がんと向き合う「HBM」のすすめ―』
Amazon.co.jp: がんとともに、自分らしく生きる―希望をもって、がんと向き合う「HBM」のすすめ
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