がんの疫学 日本人のがん罹患率の性差 日本人においては男性のがん罹患率は女性のがん罹患率より高いという事実がある。年齢からの考察実は59才までは女性の方ががん罹患率は高い(男性 7.5%、女性 10.3%) 『がんの統計'14』がん研究振興財団 2015。つまり男性のがん罹患率... 2016.07.19 がんの疫学
マルチレベル分析 変化についてのマルチレベルモデル(サブモデルと合成モデル) 定義変化についてのマルチレベルモデルとは、経時的に変化する現象を測定した縦断データセットに対する統計モデルである。以下のようにモデル化される。サブモデル(レベル1)Yij = + (2)(但し、Y:目的変数、Π01、Π1i:パラメータ、TI... 2016.07.19 マルチレベル分析
マルチレベル分析 構造的部分(structural part)と確率的部分(stochastic part) 定義回帰モデルは、一般に以下のように定式化される。目的変数=説明変数から構成されるモデル部分 + 残差部分 (1)このうち"説明変数から構成されるモデル部分"を構造的部分(structural part)、残差の部分を確率的部分(stoch... 2016.07.19 マルチレベル分析
マルチレベル分析 擬R2統計量 (pseudo-R2 statistics) 定義擬R2統計量 (pseudo-R2 statistics)とは、重回帰分析における重相関係数に相当する、マルチレベル分析での(代用)指標である。つまりモデルで説明可能な変動 / 結果変数の変動である。重回帰分析では、モデルで説明できる変... 2016.07.19 マルチレベル分析
生存時間分析 時変共変数 (time varying covariate) 同義語time-varying covariate、time dependent covariate,time-varying predictor定義time dependent covariateとは、観察期間中の各観察時点で異なった値を... 2016.07.19 生存時間分析
生存時間分析 時不変共変数 (time-invariant covariate) 同義語fixed covariate、time-fixed covariate、time-invariant covariatecovariateの代わりにpredictorやvariableが使用されることもある。反対語time vary... 2016.07.19 生存時間分析
1次予防(発生予防) 前立腺がんのリスク因子 遺伝、肥満は前立腺がん発祥のリスク因子である。遺伝前立腺がん患者の1/4に家族歴がある。約9%が遺伝性。父母、兄弟のうち1人が前立腺がん→発症リスク2倍父母、兄弟のうち2人以上が前立腺がん→発症リスク5-11倍(1)(1) 日本泌尿器科学会... 2016.07.18 1次予防(発生予防)
3次予防(治療) 前立腺がんのアクティブサーベイランス アクティブサーベイランスとは、低リスク前立腺がんに対して即座に治療を開始するのではなく、検査を続けながら経過観察をし病勢が進行した時点で治療に踏み切る治療方針の1つである。対象:GS 6以下、PSA 10ng/ml以下、cT1~2aの低リス... 2016.07.18 3次予防(治療)
疫学指標(因果的効果) 人口寄与リスク割合 (population attributable risk percent) 定義人口寄与リスク割合 (population attributable risk percent)とは、ある集団において、ある原因がなかったとすると、ある疾患の罹患数が減少する割合である。 2016.07.18 疫学指標(因果的効果)
4次予防(緩和ケア) 『がんの療養とリハビリテーション』 リハビリテーションの対象となる障害の種類がんそのものによる障害・骨への転移による痛みや骨折・脳腫瘍による麻痺や言語障害・脊髄腫瘍や転移による麻痺や排尿障害・腫瘍が末梢神経を巻き込むことによるしびれや筋力の低下がん治療の過程で生じる障害・抗が... 2016.07.18 4次予防(緩和ケア)
2次予防(検診) 前立腺がん生検陽性率 PSA値と前立腺がん針生検陽性率は以下の通りである。PSA値針生検陽性率4以上10未満25-30%10以上50-80%出典 日本泌尿器科学会編:前立腺癌診療ガイドライン2012、金原出版、2012 2016.07.18 2次予防(検診)
1次予防(発生予防) 前立腺がんの予防 食品イソフラボン、リコピン(特に加熱したトマト食品)、コーヒー、クルクミンなどに予防効果あり。運動週35Mets以上の運動は、発がんリスクを4割減少させる。(1)参考(1) Patel AV,2005 : Recreational phys... 2016.07.18 1次予防(発生予防)
がんの社会学 『事業場における治療と職業性生活の両立支援のためのガイドライン』(H28年2月厚生労働省) H28年2月、厚生労働省から出された『事業場における治療と職業性生活の両立支援のためのガイドライン』のポイントをまとめた。本ガイドラインの主旨「本ガイドラインは、がん、脳卒中、心疾患、糖尿病、肝炎などの治療が必要な疾病を抱える労働者に対して... 2016.07.18 がんの社会学
がんの社会学 『がん患者の就労や就労支援に関する現状』 平成26年2月17日(月)厚生労働省「第1回がん患者・経験者の就労支援のあり方に関する検討会」【資料3】がん患者の就労や就労支援に関する現状(PDF:1,886KB)より重要なポイントをピックアップした。(1) がん診断後の職業と収入の変化... 2016.07.18 がんの社会学
仏教辞典 仏教の性格論 仏教の性格論では性格は36種類に分類されている。柱になる6つの基本性格として以下のものがある。1.raga carita ラーガ チャリタ 欲型2.dosa carita ドーサ チャリタ 怒り型3.moha carita モーハ チャリタ... 2016.07.16 仏教辞典
仏教辞典 五根(ごこん,indriya) 定義五根(ごこん, indriya)とは、人間が悟りに達するために必要な5つの能力のことである。 信(納得できる能力) 念(気づく能力) 精進できる能力 定(心を統一できる能力) 慧(理解能力)悟りに達するには五根を完成させる必要があると説... 2016.07.16 仏教辞典
1次予防(発生予防) 遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC) 同義語遺伝性乳がん・卵巣がん(hereditary breast and ovarian cancer ; HBOC)疾患概念原因:生殖細胞におけるBRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異遺伝形式:常染色体優性女性において遺伝性の乳がん、卵巣... 2016.07.14 1次予防(発生予防)
がんの疫学 卵巣がんの疫学 日本の疫学罹患者数 1万400人/年 (1)死亡者数 4800人/年 (1)生涯罹患リスク 1.2% (2)死亡リスク 0.52% (2)体がん罹患率は1975年から2011年の間に2倍以上に上昇している現在、婦人科がんで死亡リスクNo.1... 2016.07.14 がんの疫学
2次予防(検診) リンチ症候群(Lynch syndrome) 同義語リンチ症候群(Lynch syndrome)、遺伝性非ポリポーシス大腸がん (hereditary nonpolyposis colorectal cancer : HNPCC)疾患概念リンチ症候群は、大腸がん、子宮体がん、卵巣がんな... 2016.07.14 2次予防(検診)
2次予防(検診) 子宮体がん検診 検診方法、検診効果2016年時点では確立していない。体がん検診(子宮内膜細胞診)には、体がんの罹患率や死亡率減少効果の報告はない。無症状者に対する有効性のエビデンスも勿論ない。文献日本医師会雑誌 2016/04 第145巻・第1号 pp.3... 2016.07.14 2次予防(検診)
がんの疫学 子宮体がんの疫学 日本の疫学罹患者数 1万7800人/年 (1)死亡者数 2400人/年 (1)生涯罹患リスク 1.7% (2)死亡リスク 0.23% (2)体がん罹患率は1975年から2011年の間に6倍以上に上昇している現在、罹患数では婦人科がんNo.1... 2016.07.14 がんの疫学
2次予防(検診) 子宮頸がん検診 検診内容対象年齢:20歳以上検診頻度:2年に1回検査内容:子宮頸部擦過細胞診検診効果浸潤がん罹患リスク 84%低下 (1)死亡リスク 59%低下 (2)受診率受診率 42%(2013年)文献(1) Sato et al, 1997: Cer... 2016.07.14 2次予防(検診)
がんの疫学 子宮頸がんの疫学 日本の疫学罹患者数 1万2500人/年死亡者数 2800人/年生涯罹患リスク 1.4%死亡リスク 0.29%国立がん研究センターがん対策情報センター:がん登録・統計ー最新がん統計国立がん研究センターがん対策情報センター:がん登録・統計ー20... 2016.07.14 がんの疫学
1次予防(発生予防) 頸がんワクチン 頸がんワクチンはHPV感染を防ぐことで子宮頸がんを予防するワクチンである。日本で使用可能な製品(2016現在)サーバリックス(HPV16,18に対する2価ワクチン)ガーダシル(HPV16,18,6,11に対する4価ワクチン)いずれもCINの... 2016.07.14 1次予防(発生予防)
がんの生物学 プロモーター (promoter) 定義プロモーター(promoter)とは、遺伝子の内部あるいは近傍に存在し、その遺伝子の発現を調節する領域のことである。プロモーターはDNA上のある条件を満たす領域のことである。条件1は場所に関するものであり、遺伝子の内部あるいは近傍に存在... 2016.07.14 がんの生物学
がんの社会学 障害者手帳 障害者手帳とは、障害者として公的機関に認定を受けた人に配布される手帳であり、障害者はこの手帳によって自らが障害者であることを証明することができる。障害者手帳の分類障害者手帳は3種類ある。(1) 身体障害者手帳:身体障害者が対象(2) 療養手... 2016.07.13 がんの社会学
がんの社会学 障害年金 障害年金とは障害年金とは、病気やケガで働けなくなった場合にもらえる公的年金である。障害年金はなぜ重要か障害年金というのは、民間の保険会社の商品で言えば所得補償保険である。所得補償保険とは働けなくなくなった場合に、給料を補償する保険である。民... 2016.07.13 がんの社会学
がんの社会学 公的年金制度 日本の公的年金制度は2階建である日本の公的年金制度は2つの制度がある。(1) 20-60歳の全国民が加入する「基礎年金」(=「国民年金」)(2) 一部の人が基礎年金に上乗せして加入する年金(会社員の場合「厚生年金保険」、教職員の場合「共済... 2016.07.13 がんの社会学
マルチレベル分析 個人-時点データセット (person-period data set) 同義語個人-時点(person-period)データセット、単変量フォーマット定義個人-時点データセット(person-period data set)は1人1時点が1行となるデータセットである。縦断研究の標準形式。(ただしSEMの枠組みで... 2016.07.10 マルチレベル分析
マルチレベル分析 個人レベルデータセット(person-level data set) 同義語個人レベルデータセット、多変量フォーマット定義個人レベル(person-level)データセットとは1人1行の形式のデータセット。横断研究の標準形式でる。時間構造的データの場合には縦断研究でも使用可能である。関連個人-時点(perso... 2016.07.10 マルチレベル分析
推定 尤度関数(likelihood function) 定義尤度関数(likelihood function)L(θ)とは、同時確率の公式を、データ → パラメータの方向という方向で見たものである。パラメータθの母集団があり、この母集団からn個のデータ(x1,x2...,xn)が標本抽出される同... 2016.07.10 推定
推定 プロットされた点と点を結ぶ曲線の作成方法 プロットされた点と点を結ぶ曲線を作成する方法には、(1) パラメトリックアプローチ (2) ノンパラメトリックアプローチ がある。パラメトリック・アプローチとは全データを1つの関数にあてはめようとする方法である。ノンパラメトリック・アプロー... 2016.07.10 推定
マルチレベル分析 経験的成長プロット 定義経験的成長プロットとは、個人の経験的成長記録(実測された経時変化)を時系列に並べたグラフである。(X軸:測定時間、Y軸:成長を示す指標 2016.07.10 マルチレベル分析
推定 最尤推定法(maximum likelihood estimation : ) 定義最尤推定法とは、特定の標本データを観測する確率を最大にする未知の母集団パラメータを推測する方法である。実際には尤度関数(likelihood function)を作成し、尤度関数(ないし対数尤度関数)が最大値を取るパラメータを推定する。... 2016.07.10 推定
3次予防(治療) クール(Kur)、コース(course)、サイクル(cycle) クール(独:Kur)、コース(英:course)、サイクル(英:cycle)は化学療法の実施スケジュール上の1単位(1区切り)のことである。全て同じ意味である。いずれを用いてもよいが、グループ内、研究プロトコル内では統一すべきである。 2016.07.10 3次予防(治療)
3次予防(治療) 重粒子線治療(heavy particle radiation therapy) 定義重粒子線治療(heavy particle radiation therapy)とは、重粒子線を用いた放射線治療である。放射線は電磁波放射線(X線、γ線)と粒子線(電子線、陽子線、中性子線、重イオン線など)に大別される。重粒子線は粒子線... 2016.07.10 3次予防(治療)
3次予防(治療) 再発(relapse)と再燃:がんにおける 定義再発(relapse)とは手術または放射線治療により一旦は肉眼的に消失したがんが再度出現することである。再燃とは、手術または放射線治療にも関わらず残存した腫瘍が増殖することである。再燃にあたる英語はないとされる。また造血器腫瘍では再燃と... 2016.07.10 3次予防(治療)
3次予防(治療) 手術の根治度(curability) 定義手術の根治度とは、根治手術後に行う手術による根治可能性の評価のことである。手術の根治度の分類術中所見に基づく手術的根治度(surgical curability)と病理所見を加味した総合的根治度(comprehensive curabi... 2016.07.10 3次予防(治療)
3次予防(治療) 手術区分(標準、拡大、縮小、機能温存) 定義手術区分とは、切除範囲に基づく術式の分類のことである。具体的には以下のものがある。標準手術(standard surgery):原発巣の完全切除+所属リンパ節郭清拡大手術(extended surgery):標準手術より切除範囲を拡大し... 2016.07.10 3次予防(治療)
4次予防(緩和ケア) がん患者の自殺 がん患者の自殺率は約0.2%である(一般人口の約2倍)。がん患者の自殺のリスク因子は、男性、診断後間もない時期(一般的には診断後数ヶ月)、進行がん、頭頸部がんである。がん患者の自殺の最大の原因はうつ病である(一般人口と同じ)。参考 2016.07.10 4次予防(緩和ケア)
定義と測定 リサーチ・クエスチョン (research question) 定義リサーチ・クエスチョン (research question)とは、研究のテーマとなる疑問のことである。クリニカル・クエスチョンが臨床上の漠然とした疑問であるのに対し、研究によって調査可能な形式にまで論理的に整理されたものがリサーチ・ク... 2016.07.10 定義と測定
単回帰分析 回帰母数 (regression parameter) 定義回帰母数 (regression parameter)とは、回帰分析において、母切片と母回帰係数をあわせた総称である。関連母数(parameter)単回帰分析 2016.07.10 単回帰分析
推定 不偏推定値(unbiased estimate) 定義不偏推定値(unbiased estimate)とは不偏推定量 (unbiased estimator)を用いて得られた値のことである。例えば平均は不偏推定量であり、平均値は不偏推定値である。関連推定量のバイアス 2016.07.10 推定
推定 不偏推定量 (unbiased estimator) 定義不偏推定量 (unbiased estimator)とは、推定量の期待値が推定すべき母数に等しい(性質を持つ)推定量のことである。例えば、標本平均は不偏推定量であるが、標本分散は不偏推定量ではないことが知られている。関連推定量のバイアス 2016.07.10 推定
記述統計(1変数) 質的変数(質的尺度) 同義語名義変数(nominal variables),カテゴリー変数(categorical variables),離散変数(discrete variables), 質的変数(qualitative variables), attribu... 2016.07.10 記述統計(1変数)
記述統計(1変数) 量的変数 同義語量的変数、数値尺度、numeric variable, quantitative variable、measurement variable定義量的変数(数値尺度)とは、データ値が数値である変数のことである。量的変数はcontinuo... 2016.07.10 記述統計(1変数)
クローバーの社 キリスト教と仏教の違いを考察する 宗教を語る時、実際には宗教そのものではなく自分の宗教体験を語っているにすぎないこと宗教との接触が人に何をもたらすのかは、「宗教の性格」と「受け取る人間の個性」の相互作用によって決まる。つまり同じ宗教に接しても、それがどんな結果を生み出すのか... 2016.07.10 クローバーの社
生存時間分析 打ち切りイベント時間 (censored event time) 定義打ち切りイベント時間(censored event time)とは、右側打ち切り例における観察時間(=観察開始~打ち切り時点までの経過時間)のことである。関連イベント時間 2016.07.09 生存時間分析
生存時間分析 打切り (censoring) 定義打切り(censoring)とは、生存時間分析において、観測対象のイベント時間が部分的にしかわからない状態(問題)のことである。部分的にわかるというのは、イベント時間の範囲(ある時間以上、以下など)はわかるが正確な値がわからないという意... 2016.07.09 生存時間分析