『がんの療養とリハビリテーション』

リハビリテーションの対象となる障害の種類

がんそのものによる障害・骨への転移による痛みや骨折
・脳腫瘍による麻痺や言語障害
・脊髄腫瘍や転移による麻痺や排尿障害
・腫瘍が末梢神経を巻き込むことによるしびれや筋力の低下
がん治療の過程で生じる障害・抗がん剤治療や放射線治療による筋力や体力の低下
・胸部や腹部の手術後に起こる肺胞呼吸音などの合併症
・乳がんの手術後に起こる肩関節の運動障害
・舌がんや甲状腺がんなど頭頸部にできるがんの治療後に起こる飲み込み(嚥下)や発声の障害
・四肢に発生したがん手術後の機能障害
・抗がん剤によるしびれや筋力の低下

がんリハビリテーションの段階

がんリハはがんの診断とともに始まる。予防的(がん診断時~)→回復的(治療開始~)→維持的(再発/転移~)→緩和的(BSC)のように時系列に変化する。

2010年4月「がん患者リハビリテーション料」が新設

周術期リハビリに比べ、化学療法・放射線療法のリハビリは最も遅れた分野である。
化学療法、放射線療法のリハとしては運動(ウォーキング、自転車、ストレッチなど)がすすめられる。
有酸素運動、最大心拍数の60-80%(楽に運動できて呼吸乱れず、少し汗をかく程度)20-30分、週3-5回が理想的。軽い筋トレ、ストレッチもよい。

呼吸困難感に対する緩和リハ(=非薬物療法)

1) 仰臥位より座位のほうが呼吸は楽(体位の工夫)
2) 胸式呼吸→腹式呼吸
3) 歩行、足踏みなどの軽い運動

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