同義語
ケースコントロール研究 (case-control study)、症例対照研究(case-control study)、ネステッド症例対照研究(nested case-control study)
定義
症例対照研究は以下の手順で進められる縦断研究(longitudinal study)である。
(1) 疾病を発生した群(=症例)を特定する
(2) 原集団(source population)から疾病が発生しなかった群(=対照)を標本抽出(sampling)する。
(3) 両群の曝露(exposure)の有無を調査する
(4) オッズ比 (Odds ratio)を計算し曝露と疾病の因果関係を評価する
症例対照研究の分類
対照群(コントロール)抽出法による分類
(1) 密度症例対照研究(密度に基づいた標本抽出)
(2) 累積標本抽出
(3) 症例コホート標本抽出
コホート設定の有無による分類
コホート(cohort)設定の有無による分類もある。
(1) コホート設定あり → コホート内ケース・コントロール研究
(2) コホート設定なし → 古典的ケース・コントロール研究
症例対照研究の妥当性
症例対照研究だから、後ろ向きだから、コホート研究や前向き研究より妥当性が低いということはない。
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