ヴィパッサナー瞑想(マハーシ式)

現代ヴィパッサナー瞑想の代表であるマハーシ式の実際のやり方を、マハーシ・サヤドー本人の著作である『ヴィパッサナー瞑想』をもとに紹介する。ここでは座る瞑想を例に取って説明する。

座る瞑想のやり方

まず座る。
呼吸にあわせて心を下腹部に向け、下腹部が膨らむ時には心の中で「膨らみ」と念じ、縮む時は「縮み」と念じる。
身体に何か他に顕著な感覚が生じない限り「膨らみ、縮み、膨らみ、縮み」とこの2つの動きを念じ続ける。
途中で心がさまよったり、身体に他の顕著な感覚が生じたらそれを念じ、再び「膨らみ、縮み」に戻る。
以下、これをひたすら繰り返す。

「膨らみ、縮み」以外の念じる例として以下のものが挙げられている。

心がさまよった場合、それに気づいたら可能な限り速やかに、「行く、行く、行く」と念じる。
心がさまよい、どこか目的に着いたことに気づいたら、「着いた、着いた、着いた」と念じる。
妄想の中で人にあったら、「会っている、会っている」と念じる。
妄想の中で想像上の人物と話したら、「話している、話している」と念じる。
「考えている」「熟考している」「計画している」「理解している」「注意を払っている」「喜んでいる」「退屈している」などと念じる。

(*)ここでいう念じるという言葉は、「観察する」「気づく」と同義語である。実践的には心の中で言葉にして確認する作業(ラベリングと呼ぶ)である。

その他の瞑想

『ヴィパッサナー瞑想』では座る瞑想の他に、歩く瞑想、横になったときの瞑想、就寝時の瞑想、起床時の瞑想、洗顔をしたり食事をする時の瞑想、なども説明されている。

参考

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