仕事用とプライベート用などで、Evernoteの複数アカウントを使い分けられたら便利だと思っている人もいるだろう。私は他の人との共有を想定としたアカウントと、自分専用のライフログ用のアカウントを使い分けている。
Evernoteのアカウントを複数作成すること自体は簡単である。工夫が必要になるのは、PCやスマホでどのクライアントソフトを使用すれば快適な複数アカウント運用を実現できるか、即ちアプリの選択と組み合わせである。
PC(Win/Mac)に関しては、Evernoteのクライアントそのものが複数アカウントの切り替えに対応しているのでそれを使用するのが最も快適と考える。別の方法として、Windowsユーザー限定の方法であるが、公式Evernoteクライントに加えて、NixNoteというサードパーティ制のクライアントを併用する方法がある。
NixNoteは元々は公式のEvernoteクライントが存在しないLinux用に開発されたソフトであるが、Windows版もある。公式クライント、NixNoteそれぞれに1つずつアカウントを割り当てることで複数アカウントを使用する方法である。起動するアプリでアカウントを使い分けられるのは大変便利なのであるが、実際に使用してみると2017年7月現在、NixNoteの同期速度はEvernote公式クライントに比べて非常に遅い。使い勝手に難がある。
スマホのEvernote公式クライアントは残念ながら、アカウント切り替えに対応していない。従って、何らかのサードパーティのアプリ導入が必須となる。
この目的で使用できるiOSのアプリとしてはSmartEver、Awesome Noteがある。

いずれも有料である。公式Evernoteクライントに相当する機能があるわけではない。SmartEverはSmartEverというタグをつけたノートだけを同期することにより、Evernoteの動作の高速化を狙ったアプリである。Awesome NoteはSmartEverより高機能であり、Evernoteをデータベースとして使用しつつ、スケジュール管理など本家にない機能を追加したものである。
ライフログとして運用する場合には、ライフログを作成するためのアプリが別途必要になる。それについては以下の記事があるので、参考にして頂きたい。
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