[R]{graphics}frame() : 新しいプロット・フレームを作成/開始する関数

説明

frame()関数は現在のプロットを完了させ、新しい描画フレームを開始する。
frame()はplot.new()関数の別名である。
本関数は全ての高レベル描画関数で使用されており、複数図の領域が使用されている場合にそれをスキップする役に立つ。

例えば1ページに2×2=4つの図をプロットする設定の考える。7枚で1セットの図が2セットあれば、
1ページ目:図1~4
2ページ目:図5~7
3ページ目:図8~12
4ページ目:図13~17
のように描画したいことだろう。
この場合、図5~7をプロットした後で一旦frame()関数を呼び出すとそこで2ページが終了し、図8は期待通り3ページ目から描画されることになる。
そういう関数である。

使用法

plot.new()
frame()

詳細

新しいページは背景色(par(“bg”))で描画される。これは通常透明である。
キャンバス・カラーのあるデバイス(the on-screen devices X11, windows and quartz)の場合、ウィンドウはまずキャンバス・カラーで描画され、続けて背景色で描画される。
“before.plot.new” and “plot.new” (setHookを参照) という2つのフックがあり、これらは新しいフレームを描画する前後で呼び出される。
後者は新規ページに注釈(アノテーション)を加える際に使用される。これらのフック関数は引数なしで呼び出される(もし引数が文字列であれば、getは描画ネームスペース内部から呼び出される)。

関連

[R]{graphics} par() : グラフィカル・パラメータの設定あるいは取得する関数

コメント