良性、悪性は腫瘍の性質を区別するための言葉である。要するに腫瘍がその場で大きくなるだけか、周囲の組織を破壊し全身の他の部位にまで転移しうるのかの違いである。
良性(benign):
がん性(cancerous)ではないこと。良性腫瘍はサイズが増大することはあるが、全身の他の部位へ広がることはない。非悪性(nonmalignant)と同義。
悪性(malignant):
がん性(cancerous)であること。悪性細胞は周囲の組織に浸潤し破壊し、全身の他の部位に広がることができる。
良性 | 悪性 | |
増殖能 | あり | あり |
浸潤能 | なし | あり |
転移能 | なし | あり |
関連
がん、ガン、癌の違い
参考
NCI Dictionary of Cancer Terms
NCI's Dictionary of Cancer Terms provides easy-to-understand definitions for words and phrases related to cancer and medicine.
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