がんの生物学

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放射線生物学におけるサイトカインの分類

Schaueらは放射線生物学におけるサイトカインの分類を提唱していている(Schaue 2012)。抗炎症促進性(pro-inflammatory) : IL-1α, IL-1β, IL-17など抗炎症性(anti-inflammatory...
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プロテインキナーゼ(protein kinase)

同義語プロテインキナーゼ(protein kinase)、タンパク質キナーゼ、PK定義プロテインキナーゼは、リン酸基を他のタンパク質に付加することによって、付加したタンパク質を修飾する(単純に言えば機能をオン・オフする)、リン酸化酵素(ki...
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ミスマッチ修復機構(系)

定義ミスマッチ修復機構(系)とは、細胞分裂の歳のDNA複製時におきる核酸塩基のコピーミスを修復する機構である。ミスマッチ修復遺伝子ミスマッチ修復遺伝子は、ミスマッチ修復機構に関与する遺伝子群である。MLH1、MSH2、PMS1、PMS2、M...
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核酸(nucleic acid)

定義核酸(かくさん)は、リボ核酸(RNA)とデオキシリボ核酸(DNA)の総称である。拡散の構成要素は、塩基、糖、リン酸である。(核酸の構成要素である塩基を核酸塩基と呼ぶ。)塩基、糖、リン酸はヌクレオチドを構成する。ヌクレオチド同士がホスホジ...
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腹膜偽粘液腫(pseudomyxoma peritonei)

同義語腹膜偽粘液腫(ふくまくぎねんえきしゅ pseudomyxoma peritonei ; PMP)腹膜仮性粘液腫(ふくまくかせいねんえきしゅ)膠腹(Gallenbauch)定義腹膜偽粘液腫(ふくまくぎねんえきしゅ pseudomyxom...
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ファーマコゲノミクス(pharmacogenomics)

同義語ゲノム薬理学定義ファーマコゲノミクス(pharmacogenomics)とは、「薬物応答と関連するDNA及びRNAの変異に関する研究である」(PMDA『ゲノム薬理学における用語集』の定義より)参考
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P糖タンパク質(ABCB1, MDR1)

同義語P糖タンパク質(P-glycoprotein, P-gp, Pgp)ABCB1(ATP-binding Cassette Sub-family B Member 1)MDR1(Multiple drug resistance 1)定義...
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嚢胞(cyst)

定義嚢胞(cyst)とは、体の中にできた流動性あるいは半流動性の内容物をいれた袋/閉鎖腔のことである。袋は単房性(1つの閉鎖腔のみ)あるいは多房性(複数の閉鎖腔からなる)である。内容物は水、空気、膿などである。全身どこにでもできる。嚢胞の分...
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がん関連遺伝子 (cancer-critical genes)

定義がん関連遺伝子(cancer-critical genes) とは、変異すると発がんに寄与する全ての遺伝子の総称である。140個程度存在すると考えられている(Vogelstein 2014, Cancer Genome Landscap...
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プロモーター (promoter)

定義プロモーター(promoter)とは、遺伝子の内部あるいは近傍に存在し、その遺伝子の発現を調節する領域のことである。プロモーターはDNA上のある条件を満たす領域のことである。条件1は場所に関するものであり、遺伝子の内部あるいは近傍に存在...
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がん抑制遺伝子 (tumor suppressor gene)

定義がん抑制遺伝子は、がんの発生を抑制する機能を持つタンパク質(がん抑制タンパク質)をコードする遺伝子である。従ってがん抑制遺伝子は、遺伝子変異によって不活性化された場合に、それを含む細胞に選択成長優位をもたらし発がんの原因となる。がん抑制...
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生殖細胞系ゲノム (germline genome)

定義生殖細胞系ゲノム (germline genome)とは、両親から受け継いだ、個人のゲノムのことである。
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キナーゼ (kinase)

定義キナーゼ(kinase)は、リン酸基(phosphate group)の他の分子(タンパク、脂肪など)への付加を触媒する、蛋白である。キナーゼはほぼ全ての信号伝達経路で不可欠な役割と担っている。キナーゼ阻害を機序とする分子標的薬として、...
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サブクローナル変異 (subclonal mutation)

定義サブクローナル変異 (subclonal mutation)とは、がん細胞の一部のサブセットにおいてのみ存在する遺伝子変異である。
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がん遺伝子 (oncogene)

定義がん遺伝子(oncogene)とは、変異するとこれを含む細胞に選択的成長優位をもたらす遺伝子のことである。関連がん抑制遺伝子
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エピジェネティック (epigenetic)

定義エピジェネティック (epigenetic)とは、DNAシーケンス以外のメカニズムが原因となっている遺伝子発現あるいは細胞表現形の変化である。
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選択的成長優位 (selective growth advantage)

定義選択的成長優位 (selective growth advantage; s)とは、細胞集団において、誕生する細胞数と死滅する細胞数の差である。正常な成人の損傷のない組織では、s=0.000000であることが知られている。
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ミスセンス変異 (missense mutation)

定義ミスセンス変異とは、構造的には1塩基置換(例:C → T)であり、機能的にはアミノ酸の置換(例:ヒスチジン → アルギニン)をもたらす遺伝子変異の1型である。関連遺伝子突然変異 (gene mutation)
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増殖(amplification) : 遺伝子の

定義増殖(amplification)とは、ゲノムの小さな一部(数千メガバイト以下)のコピーが大量に産生される遺伝子変異である。(遺伝子変異の機能的分類)関連遺伝子突然変異 (gene mutation)
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ドライバー遺伝子 (driver gene)

定義ドライバー遺伝子(driver gene)は、変異ドライバー遺伝子(Mut-driver gene)とエピドライバー遺伝子(Epi-driver gene)の総称である。いずれもそれを含む細胞に選択的な増殖優位性を与える点は同じである。...
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ゲートキーパー遺伝子 (gate keeper)

定義ゲートキーパー遺伝子 (gate keeper)とは、それが変異されることによって、がん化(tumorigenesis)が開始する起点となる遺伝子のことである。網膜芽細胞腫におけるRB遺伝子、腎細胞癌におけるVHL遺伝子などが知られてい...
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がんの転移能を司る遺伝子

遺伝学的には、がんの遠隔転移能を司る遺伝子が存在すると考えられているが同定されていない。同定されていない理由として以下の3仮説が提案されている。(1) エピジェネティック変異など現在の技術では検出できない変化が関与している可能性(2) 転移...
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パッセンジャー変異 (passenger mutation)

定義パッセンジャー変異(passenger mutation)とは、がん細胞内に起きている遺伝子突然変異のうち、がん化には何の影響も与えていない(と考えられている)遺伝子変異である。がん細胞内の遺伝子変異は一般に、ドライバー変異(がん化にお...
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ドライバー遺伝子変異 (driver gene mutation)

同義語ドライバー遺伝子変異(driver gene mutation)、ドライバー(driver)定義ドライバー遺伝子変異(driver gene mutation)とは、がん細胞内に起きる遺伝子突然変異のうち、がん細胞に選択的な生存優位を...
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遺伝子突然変異 (gene mutation)

定義遺伝子突然変異(gene mutation)とは、遺伝子を構成するDNAシーケンスの物理的かつ永続的な変化のことである。遺伝子突然変異の分類物理的にどのような変化が起きているのかという構造的観点からは以下に分類される。1塩基対置換(si...
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DNAシーケンシング(DNA sequencing)

定義DNAシーケンシング(DNA sequencing)とは、DNAの塩基配列を決定することである。即ちヒトゲノムはA,C,T,Gの4文字でコードされているが、シーケンシングとは文字列を具体的に読み取り決定することである。シーケンシングした...
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エクソーム (exome)

定義エクソーム(exome)とは、ヒトゲノム中の全エクソンの集合体のことである。語源的にはエクソン(exon)+ギリシャ語の「すべて・完全」などを意味する接尾辞(ome)で、エクソン全体を意味する。エクソームのサイズは全ゲノム(ヒトでは約3...
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異形成 (dysplasia)

定義異形成 (dysplasia)とは、上皮内に限局する(=基底膜を破壊しない)、細胞異型、構造異型を伴う増殖性病変である。異型度が軽度であるため、癌と確定できないものである(癌と確定できるものは日本では上皮内がんと呼ばれる)。異形成には腫...
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良性と悪性の違い

良性、悪性は腫瘍の性質を区別するための言葉である。要するに腫瘍がその場で大きくなるだけか、周囲の組織を破壊し全身の他の部位にまで転移しうるのかの違いである。良性(benign):がん性(cancerous)ではないこと。良性腫瘍はサイズが増...
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がん、ガン、癌の違い

ひらがなとカタカナのがんとガンは同じ意味である。これらはある種の疾患の総称である。漢字の癌はがんの1種である。がん、ガン(cancer):細胞が異常に分裂し、周囲の組織に浸潤する疾患のこと。がん細胞は血流あるいはリンパ流にのって全身の他の部...
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腫瘤(mass)、腫瘍(tumor)、嚢胞(cyst)の違い

腫瘤(mass) : 体の中にできた塊のこと。特定の形に限定されない。細胞の異常増殖、嚢胞、ホルモンの変化、免疫反応などによって生じる。腫瘤は良性(非がん)または悪性(がん)である。腫瘍(tumor):体組織が異常に増殖した塊。細胞が本来あ...
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EGFR

erbB受容体ファミリーに属する膜貫通型受容体蛋白であるリガンドの結合により二量体を形成する非小細胞肺癌を含む多くの固形がんで過剰発現しているこの経路の活性化が腫瘍増殖と関連していると考えられており治療の標的となっている具体的には分子標的薬...
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cancer immunoeditingとは

cancer immunoeditingとは、免疫が癌を制御したり形づくる能力のことである。cancer immunoeditingは、3つのプロセス(即ちelimination、equilibrium、escape)の結果であると考えられ...
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子宮頸癌の前がん病変の分類法の歴史

子宮頸癌の前がん病変の分類法として、歴史的には3つのものが重要である。即ち(1) 歴史的分類 (2) Bethesda分類(1988-) (3) LAST分類(2012-)である。以下、各分類の概略をまとめる。歴史的分類前癌状態の扁平上皮の...
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