がん、ガン、癌の違い

ひらがなとカタカナのがんとガンは同じ意味である。これらはある種の疾患の総称である。漢字の癌はがんの1種である。

がん、ガン(cancer):

細胞が異常に分裂し、周囲の組織に浸潤する疾患のこと。がん細胞は血流あるいはリンパ流にのって全身の他の部位に広がることもある。がんにはいくつかの主要な型がある。癌(Carcinoma)は皮膚あるいは内蔵を覆うか裏打ちする組織から生じるがんである。肉腫(Sarcoma)は骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管その他の支持結合組織から発生するがんである。白血病は血液の元となる組織(骨髄など)から生じるがんであり、異常な血液細胞を大量に賛成し、血液に入る。リンパ腫および多発性骨髄腫は免疫系の細胞から生じるがんである。中枢神経がんは脳と脊髄から生じるがんである。悪性(malignancy)とも呼ばれる。

日本の保険商品においては悪性新生物(malignant neoplasm)とも呼ばれる。保険の世界で悪性新生物という用語が使われる時には通常、上皮内悪性新生物(即ち上皮内癌)との区別が意識されている。即ち悪性新生物は保険金の支払いの対象であるが、上皮内悪性新生物はそうではないという保険商品が多い。

癌(carcinoma) :

癌(Carcinoma)は皮膚あるいは内蔵を覆うか裏打ちする組織から生じるがんである。

参考

NCI Dictionary of Cancer Terms
NCI's Dictionary of Cancer Terms provides easy-to-understand definitions for words and phrases related to cancer and medicine.

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