定義
発生率 = アウトカム発生数 ÷ at riskな総人時間
ある集団(=at riskな集団、分母)において、一定の時間単位(年、月、日など)において新たにアウトカムが発生する速度のこと。例えば1人年あたり何人がイベントを起こすかということ。
発生率の計算には「持続的な観察(=追跡)」が必要である。具体的には、「イベント数」、「打切り数(=脱落数)」、「観察期間」が必要である。
観察期間とは、各観察対象における、観察開始からイベント発生あるいは打切り発生までの観察時間を、全員分合計した時間のことである。アウトカム発生待機中の人時間の総和( total person-time at risk of incidence)と呼ばれることもある。
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