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7-11 比較的まれな脳神経腫瘍
篠原2010
2015.08.10
組織診断がつかない脳幹部腫瘍
- 中脳・今日・延髄に発生した腫瘍の総称(橋発生が最多)
- 小児脳腫瘍の10-20%を占める
- 組織型はほとんどがびまん性の glioblastoma または anaplastic astrocytoma → 予後不良
- 例外的に予後良好なtectal glioma(中脳発生)がある
- 画像で診断されることが最も多い
- RTの目的は一時的な腫瘍の縮小と症状の改善
- 処方線量: 54-60Gy
- 薬物療法による予後改善のエビデンスなし
- mOS:10ヶ月、1y生存率:37%
頭蓋咽頭腫
- 胎生期のラトケ嚢由来の上皮細胞などから発生する
- あらゆる年齢層に見られるが小児期に特に多い
- 良性腫瘍。治療第一選択は外科的切除。
- 再発率が高い(全摘術後と判断された症例でも15-43%)
- 再発の多くは60ヶ月以内に認められる。
- 再手術による死亡確率は10-24%
- RTの目的は予後改善と再発予防。
- 処方線量は 50-56Gy
- 照射開始時期は術後と再発時で生存率に有意差なし
- GKの至適線量は12.1Gy以上が必要
- 通常の分割照射より、GKやSRTの方が有害事象が少ない
- 通常分割照射の有害事象: 脳血管障害、視神経障害を1/3の症例に認めたとの報告あり
がん性髄膜炎
- 約5%のがん患者に発症する
- 白血病や悪性リンパ腫に多い。固形癌では肺癌、乳癌、大腸がん、胃癌などに発症する。
- 確定診断は髄液検査であるが、陽性率は50-60%と高くない。
- mOS(無治療) 4-6w、mOS(治療例):2-3mos
- 治療はRTと髄腔内化学療法が基本。水頭症には脳室-腹腔シャント術を施工することもある。
- RT 30-36Gy/3Gy/1Fr)のWBRTや症状のある局所への脊髄照射
- 髄腔内化学療法の代表的薬剤: メトトレキサート、シタラビン、シオテパ。いずれも固形癌への効果は乏しい。
血管芽腫
- 脳腫瘍の1-2%
- 小脳半球や小脳虫部に好発する。脳幹や脊髄に発生することもある
- von-Hippel-Lindau病の合併症の1つとして発症することが20%
- 良性腫瘍であるが局所に浸潤することがあり、von-Hippel-Lindau病の最多死因
- 治療は外科的な完全切除が原則
- 手術困難な場合、RT
- RTでは腫瘍消失するこてゃない。腫瘍の縮小/増大防止確率が 70-85%。
- 処方線量は 50-55Gy程度(50Gyの病勢コントロール率がよいとの報告あり)
- 定位放射線治療では辺縁線量 18Gy以上がよいとの報告あり
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