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7-47 まれな消化器癌の放射線治療
篠原2010
2015.08.05
ざっくり言うと
- 癌、神経内分泌腫瘍、間葉系腫瘍、悪性リンパ腫が大きな分類
- 腹膜にも中皮腫がある、温水で腹腔内にケモ投与で治療成績が上がっている
消化管の神経内分泌腫瘍
- カルチノイドと膵内分泌腫瘍(インスリノーマ、グルカゴノーマ、VIPoma、ガストリノーマ、ソマトスタチノーマなど)に大きく分けられる
- 両者とも進行は比較的緩徐であり、組織学的には高分化である
- 治療は手術。
- 進行例には 5-FU、ストレプトゾシン、ドキソルビシンなど。
- RT感受性は良好ではなく、RTは骨転移緩和照射などに限定される。
消化管悪性リンパ腫
- 消化管悪性リンパ腫は(1)全身性のリンパ腫が消化管でも発現したものと(2)消化管原発の悪性腫瘍、に大別される
- (1)はDLBCL、FLなど。(2)はMALTリンパ腫など。
- 薬物療法とRTが治療の中心。
胃MALTリンパ腫
- 胃に限局したリンパ腫。慢性胃炎のようなはっきりしない病変から、はっきりとした腫瘤形成するものまである
- H.pylori除菌により2/3の症例で腫瘍が退縮する
- 治療の第一選択はH.pylolriの除菌
- 除菌無効例にはRT 30-36Gy/20-24Fr
- 除菌無効例は、筋層浸潤高度なもの、悪性度が増加したものなどが多い
- RTの制御率はほぼ100%
小腸・大腸のMALTリンパ腫
- 小腸・大腸のパイエル氏板から発生する。
- 標準治療は手術。
- 除菌治療有効例は少ない
- ケモはフルダラビンやマイトキサントロンなど
消化管浸潤を伴う全身性の悪性リンパ腫
消化管の間葉系腫瘍
- 間葉系腫瘍は全身どこにでも生じる平滑筋肉腫、平滑筋腫、神経線維腫、神経消腫などと、腹部・後腹膜・骨盤に限局して発生するGIST(消化管間葉系腫瘍)に大別できる
- GISTにはImatinibが著効する
- GISTにRTは通常しない
小腸腫瘍
- 十二指腸、空腸上部は腺癌、回腸はカルチノイドが多い
- 十二指腸乳頭部腺癌は膵頭部癌に準じて、術前/術後のCRTをすることがある。その場合、50.4Gy/28Fr、ターゲットは原発巣+周囲のリンパ節
- 十二指腸乳頭部腺癌は、同部nできた膵癌や胆管癌に比べ予後良好。
- 小腸に癌が少ない理由 : 小腸は免疫グロブリンを産生している、粘膜壁内にリンパ組織がある、食物の通過時間が短い、膵液/胆汁の濃度が高い、腸内細菌が少ない、など
悪性腹膜中皮腫
- 悪性胸膜中皮腫同様、アスベスト曝露が主因
- 治療は手術 → 温水還流による化学療法(CDDPなど)
- 根治例あり
- 5年生存率は、完全切除例:50%以上。肉眼的残存例はmOS 1年。
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