コンテンツへスキップ
5-11 免疫療法
篠原2010
2015.08.03
基礎知識
- がん患者は免疫制御機構が強まり免疫抑制状態にある→がん免疫療法が期待された効果を上げない原因の1つ
- 免疫療法は大規模RCTで確立されたエビデンスはほとんどなく、保険収載された治療も少ない
がん免疫療法の種類
| 種類 |
内容 |
| 免疫賦活医薬品 |
菌体由来製剤、多糖体など |
| サイトカイン製剤 |
免疫細胞が産生するサイトカインを人工合成 |
| モノクローナル抗体医薬品 |
B細胞が産生する特異抗体を人工合成 |
| 免疫細胞療法 |
自己の免疫療法を体外で培養して投与 |
| ペプチドワクチン |
人工合成がん抗原ペプチドを投与 |
免疫賦活医薬品
- BRM(Biological response modifier)と呼ばれる
- 多くは菌体由来 or キノコ由来の成分
- BRMに対する生体内免疫細胞のシグナル受容体はTLR(トールライクレセプター)である
- 多くのBRMは単独投与では抗腫瘍効果が乏しく、抗がん剤との併用が必要
サイトカイン製剤
- 抗腫瘍効果を狙うもの : インターフェロン、インターロイキン2
- 化学療法の顆粒球現象に対する治療 : G-CSF、GM-CSF
モノクローナル抗体医薬品
がんペプチドワクチン
- 近年、多くのがん特異抗原が同定・解析され、人工的に合成されたペプチドを利用したがんペプチドワクチンの開発/試験が進んでいる
- がんペプチドワクチンは切除不能進行癌に対する奏功は期待しがたい→病態維持、微小病巣の縮小、術後再発・転移予防などに臨床効果が期待される
コメント