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7-58 子宮頸癌術後照射
篠原2010
2015.07.22
ざっくり言うと
- 欧米では手術適応はIIA期まで。日本ではIIBまでやる。
- 頸癌術後照射は生存改善のエビデンスがなく、晩期有害事象の発生率の高い治療である。本来、頸癌はPORTにすべきではなく、最初から根治cCRTを適応することが重要である。
治療方針
- NCCNの方針(ⅠA2/ⅠB1/IIA期術後)
- リンパ節転移(-)の場合、腫瘍サイズ > 4cm 、間質浸潤1/3以上、リンパ管侵襲(+) → PORT
- 骨盤リンパ節転移(+)、膣断端陽性、子宮傍組織浸潤のうち1つ以上 → CRT(PORT)
- 日本の子宮頸癌治療ガイドライン
- 骨盤内リンパ節転移陽性例に術後補助療法を推奨するが、それを支持する明確なエビデンスはないとしている
- 頸癌術後再発危険因子
- 最も重要な因子は骨盤内リンパ節転移の有無、個数、転移レベル
- 骨盤内リンパ節転移、子宮傍組織浸潤、腫瘍サイズ>4cm、子宮頸部間質浸潤1/3以上、脈管侵襲、病理組織型と分化度など
拡大照射野の必要性について paraaortaを含めた照射
- RTOGで(術後照射に対象を限定したものではない)は、生存率改善の可能性が示された
- NCCNは手術時の生検でPALN(+)の場合、遠隔転移(-)なら、拡大照射野によるCRTを推奨している
- 手術時にPELN(+)の場合、PALNの有無を検索することが必要である
不完全手術例
- 頸癌取り扱い規約上は、術後膣断端陽性などの不完全手術例は術後照射としては扱わず、癌遺残例として扱う
- これらの症例でRTは局所再発を減少させる
標準治療成績
有害事象
- 晩期有害事象CTCAE G3以上は 消化管3-9% 、膀胱1-4%
- 手術にRTを加えると排尿障害が増加する。(尿失禁は手術単独で26%、+PORTで63%)
- PORTにより下肢リンパ浮腫も増加する(5年発生率 42%)
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