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7-28 小細胞肺癌
篠原2010
2015.07.08
基礎知識
- 小細胞肺癌は肺癌全体の約15%
- 喫煙歴をほぼ全例に認める
- 治療中および治療後の喫煙は治療の合併症を増加させ予後を不良にする → 禁煙徹底
- 予後不良因子 : PS不良、男性、体重減少、進展型、脳転移、肝転移、高LDH
- 限局型(limited disease: LD 20-30%)、進展型(Extensive disease: ED)
標準治療
- Ⅰ期(T1-2N0M0) : 手術 + 術後ケモ
- II期以上 : 化学放射線療法
- LD-SCLCのCR例には3年で50-60%に再発脳転移が生じる
- LD-SCLCで初回治療CR/near CRの場合PCIを行う。脳転移が3年で59%から33%に減少し、3年生存率が15.3%から20.7%に改善する。
- 化学療法レジメンは日本ではIP療法が標準の1つ。米国ではPE療法。日本ではアムルビシンも期待されている。
- ED-SCLCでも初回治療奏効例にPCIが有効な可能性がある。
- LD-SCLCでは PE療法、シスプラチン(80mg/m-2,day1) + エトポシド(100mg/m^2,day1-3) 4コースが標準
- 化学療法と放射線療法の併用時期については、同時併用がよく、早期併用と後期併用では早期併用がよいことがわかっている。
放射線治療
- 標的体積は、導入化学療法後では化学療法後の体積でいいとの意見が多い。
- 積極的にENI省略を支持するエビデンスはない
- 総線量は1.8-2.0Gy/frの通常分割照射では45-54Gy程度
- 加速分割照射では 45Gy/30Fr/3w (1.5Gy/Fr BID)
- PCIは25Gy/10Fr。照射野下縁はC2下縁。ケモ後、CR/nearCR確認後、なるべく早期に照射開始する。
標準治療成績
- LD-SCLC. MST:20-28mos、3yOS:40%、5yOS:23-26%
- ED-SCLC. MST:9-14mos、3yOS:10%
有害事象
- 急性期の放射線食道炎や放射線肺臓炎が重要。
- 1日2回照射では脊髄の亜致死障害からの回復が6時間では不十分なおそれがあるため、 Dmax<= 36Gyが安全である
- PCIでは1回3Gy以上や化学療法との同時併用は晩期有害事象を増悪させる可能性があるため避ける
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