3-03 修飾因子

低酸素細胞

  • 低酸素状態は癌の悪性度を高める。HIF(hypoxia-inducible factor)を介した多くの関連遺伝子の誘導により、血管新生、腫瘍増殖、再発、転移を促進する。
  • 臨床的には低酸素にて、頸癌での局所浸潤やリンパ節転移、軟部肉腫での術後の転移が増加することが知られている。
  • 低酸素細胞の存在そのものが、腫瘍の悪性度、浸潤性の指標となることがわかってきている。

低酸素細胞対策

  • 3つの戦略がある
  1. 酸素そのものを供給する
  2. 酸素類似薬剤を供給する(低酸素増感剤など)
  3. 低酸素細胞へのcytotoxin投与

低酸素細胞増感剤

  • ミソニダゾール、エタニダゾールなどの臨書酔拳はいずれも否定的であった
  • 腫瘍内低酸素細胞より産生される osteopontinの血清レベルで層別化した増感剤試験ではH&Nの高レベル群にて投与効果を認めた報告あり。

Hypoxic cytotoxins (bioreductive drugs)

  • 低酸素PETと組み合わせたTPZ(チラパザミン)投与でH&NのCRTへの上乗せ効果を示した試験あり
  • MMCは低酸素細胞トキシンでもある。MMCをcytotoxinとして改良したPOR(Porfiromycin)、EO9(Apaziquone)などの薬物もある。

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