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7-60 膣・外陰癌
篠原2010
2015.07.02
基礎知識
- 膣癌は全婦人科悪性腫瘍の1-2%
- 外陰癌は全婦人科悪性腫瘍の2-5%
- 「子宮膣部に進展して外子宮口に及んでいるものは子宮頸癌に、外陰に及んでいるものは外陰癌に分類する。また、尿道口に限局した腫瘍は尿道癌とする」
- 膣癌は閉経後の高齢者に多い。若年発症ではHPVが関与する。
- 膣癌のリンパ流: 膣上2/3は子宮頸癌と同様に主として傍子宮組織から骨盤リンパ節へ。膣下1/3は外陰癌と同様に鼠径・大腿リンパ節へ。
- 膣癌FIGOII期で骨盤内リンパ節転移 25-30%
- 外陰癌は60-80代に好発する。表在癌でもリンパ節転移が多いことが特徴。浅鼠径 → 深鼠径 → 大腿 → 外腸骨 → 骨盤内へ。
- 外陰癌は肉眼的にLN(-)でも術後にLN(+)が判明することが多い=臨床判断が誤っていることが多い
- 外陰癌の所属リンパ節は鼠径リンパ節と大腿リンパ節
標準治療(膣癌)
- FIGO0、Ⅰで小さいもの → ICRT単独で治療可能
- それ以上の進行度の場合、EBRT+ICRTなど
標準治療(外陰癌)
- 手術が第一選択
- RTはPORTあるいは手術不能例への根治照射など
- 近年は根治CRTなども試みられている
- FIGOⅠB以上なら鼠径リンパ節をCTVに含める
- 根治術後、鼠径リンパ節陽性 → 骨盤照射が奨励される(腸骨リンパ節郭清ではなく)
RT
- 膣癌 : 総線量 60-70Gy程度 1.8-2.0Gy/Fr程度
- 外陰癌: 総線量 60-70Gy程度
標準治療成績
- 膣癌: 5yOS Ⅰ期:70-90%,II期:50-60%,III期:30-50%,Ⅳ期:0-20%
- 外陰癌: Ⅰ期(T1N0)でLC、5yOSとも80-90%程度
有害事象
- 晩期有害事象: 膣粘膜・外陰の潰瘍・壊死、線維性硬化、膀胱・直腸合併症、遅発性骨折、瘻孔形成など。鼠径・大腿部治療後は鼠径下腿浮腫、大腿骨頭壊死などにも注意。
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