アンドロゲン遮断療法(Androgen-deprivation therapy : ADT)

定義

アンドロゲン遮断療法(Androgen-deprivation therapy : ADT)とは、前立腺がんに対するホルモン療法のこと。

前立腺がんはアンドロゲンを餌にして増殖する。ADTはこの餌であるアンドロゲンを体内からなくす、いわば前立腺がんに対する兵糧攻めである。

なお血中アンドロゲンは90%が精巣由来、10%が副腎由来である。

アンドロゲン遮断療法のやり方

  • 内科的去勢(薬物治療):今日主流の方法。使用する薬剤は、LH-RHアゴニストと抗アンドロゲン薬である。
  • 外科的去勢(両側精巣摘除術):かつて主流だった方法。今日では実施数が減少している。

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