模倣呪術(類感呪術)

同義語

類感呪術(sympathetic magic)、模倣呪術(Imitative magic)

定義

イギリスの人類学者ジェイムズ・フレイザーが提唱した呪術の概念である。彼は呪術を大きく類感呪術と感染呪術に分類している。

類感呪術とは、類似の原理に基づき、引き起こしたいがそれ自体を直接引き起こすことは困難または不可能な事象を、それと類似したしかも実行容易な事象を引き起こすことによって実現させようとする行為である。

呪術では、ある原理(法則)の存在が仮定されており、その原理を利用して自分の望む現象(結果)を引き起こすことが意図される。(ある原理に基づき現象を操作しようとする発想は科学と共通するものである。)

類感呪術の仮定する原理(類似の原理)とは「似たものは似たものを生み出す」という観念である。従って類感呪術では、ある事象を模倣した行為を行うことによって、その事象を実際に引き起こそうとする。

類感呪術の例

てるてる坊主(太陽を模倣した人形) → 晴天を引き起こす
藁人形に五寸釘(憎む敵を模倣した人形) → 敵に損害を引き起こす

参考

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