感受(受)ヴェーダナー(vedana)

同義語

英語では、感情(feeling)、反応(reaction)などと訳されるがニュアンスは異なる。

定義

ヴェーダナーは仏教用語としては「受」、「感受」と訳される。現代日本語で一番ニュアンスが近いのは感覚である。

ヴェーダナーは3種類に分類される。

  1. sukha-vedana(快)
  2. dukkha-vedana(不快)
  3. adukkhaamasukha-vedana(中立)

無知な状態でvedanaが生じると、vedanaは執着の原因となる。

智慧のある状態でvedanaが生じると、vedanaは有益なものあるいは無害なものとなる。

仏教では「意」という心に対する感覚器の存在を想定している。この「意」を通して生じる感受をcitta-sankara(心行)と呼ぶ。これは今日の日常用語には存在しない概念なのでつかみにくいが、心に生じてくる様々な感覚のことというニュアンスだと思われる。

医学・心理学の感覚モデルと仏教用語の対比

現在の医学では感覚は刺激が感覚器官に触れることによって生じる。

現在の用語仏教用語
感覚感受(受)
感覚器六門(=眼耳鼻舌身意)

(※)眼耳鼻舌身はいわゆる5感に相当し現在もそのまま認められている。意はいわば心の感覚器であるが今日日常的には意識されるものではない。

刺激触(phassa)

 

 

関連

六門

五蘊(ごうん)

三毒

参考

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