仮説演繹法

定義

仮説演繹法とは、仮説から予測を演繹(=論理的に導出)し、予測通りの事実が観察できた場合に仮説が正しいと推論し、観察できなかった場合には仮説が間違っていると推論する実証主義科学の方法論である。

例えば以下のように仮説から予測を演繹する。

仮説:ある原因(変数X)によってある結果(変数Y)が生じる

予測:変数Xがある時には結果Yもあるはずだ

仮説演繹法の論理学的限界

論理学的には仮説演繹法は因果関係の証明としては不十分なものである。しかし現実世界においては仮説演繹法を上回る厳密性をもって因果関係を検証する方法論はないため、科学においては仮説演繹法が採用されている。

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