甲状腺がんのマネージメントにおいてTgと原則的に同時測定されるべきTg抗体についてポイントを整理した。
臨床的にはTgとTg抗体は常に同時に測定するのが原則であると言える。
Tg抗体は一般人口の10%、甲状腺がん患者の20%で陽性である。
Tg抗体陽性の場合、Tgの値は臨床的な信頼性を失う(Tg値が実際より低くなる)。
Tg抗体の上昇は、甲状腺がん再発のさきがけとなることがある。
Tg測定値に影響を与えるTg抗体値の閾値は知られていない。
アブレーション後、Tg抗体がアブレーション前の50%以上低下した例では再発はなく、Tg抗体が上昇した例では37%が再発したとの報告がある[35]
Tgは測定下限値以下の患者において、Tg抗体が > 100U/mLの患者では18/49%に再発があり、Tg抗体が < 100U/mLの患者では1/3%の再発しかなかったとの報告あり[34,35]
甲状腺全摘+アブレーション術後にTg抗体は3-5年ほどで陰性化することが一般的である。


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