ドライバー遺伝子変異 (driver gene mutation)

同義語

ドライバー遺伝子変異(driver gene mutation)、ドライバー(driver)

定義

ドライバー遺伝子変異(driver gene mutation)とは、がん細胞内に起きる遺伝子突然変異のうち、がん細胞に選択的な生存優位を与える変異である。

ドライバー遺伝子変異とドライバー遺伝子(driver gene)は別物である。

ドライバー遺伝子はドライバー遺伝子変異を含む遺伝子のことである。ドライバー遺伝子の中にはドライバー遺伝子変異とパッセンジャー遺伝子変異の両方が含まれている。

1つのドライバー変異ががん細胞に与える生存上の有意性は0.4%程度と見積もられているが、時間的な繰り返しの中で、巨大な腫瘤形成に至ると考えられている。

がん細胞内の遺伝子変異は一般に、ドライバー変異(がん化において意味のある変異)とパッセンジャー変異(がん化において意味のない変異)に大別される。

関連

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