ランダム化(無作為割付)

同義語

ランダム化、無作為割付、randomize

定義

ランダム化とは、研究対象を群分けして、どのような介入をどの群に対して行うかを、無作為に決定すること。原始的にはくじ引き、乱数表などを使用して行われていたが、現在では洗練されたコンピュータアルゴリズムによって割り付けがなされるのが一般的である。

ランダム化の分類

ランダム化は、完全に無作為に全被験者を割り付ける「完全ランダム割付」と、結果に対して重要な因子に関して群間のバランスが取れるよう人為的な操作を加えた「層別ランダム化(stratified randomization)」に分類される。

十分なサンプル数で「完全ランダム割付」を行うことが理想的である。しかしサンプル数が少ない場合には、完全ランダム割付では、重要な因子について偶然に大きな偏りが生じてしまうことが実際にはある。これを避けるために行われるのが「層別ランダム化」である。

関連

ランダム化比較試験(randomized control traial : RCT)

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