連関規則 (association rule)

同義語

連関規則、連想規則、アソシエーションルール

定義

連関規則とは、属性Aを持つオブザベーションが属性Bも持つ確率が高い、という知識のことである。上記の連関規則は、A → B、と表記する。

例えばAmazonでは「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というオススメが表示されるが、あれが連関規則である。この場合「この商品」が属性A、「こんな商品」が属性Bであり、オブザベーションは購入者(要するにあなた自身)である。

連関規則は、顧客の膨大な購入履歴データ(トランザクション transactionと呼ばれる)を記録した分割表(実態は疎行列である)から、データマイニングの手法を用いて抽出する。この手法を「バスケット分析」と呼ぶ。バスケット分析とは、顧客がバスケット(=買い物カゴ)に一緒に入れる商品は何かという分析に由来する名前である。

以下、連関規則A → Bを構成する用語を整理する。

確率用語数学表現バスケット分析用語(和)[R]{arules}
前提確率P(A)ルールヘッド  rule headlhs, lhs.support
条件付き確率P(B|A)信頼度 confidenceconfidence
同時確率P(A,B)サポート supportsupport
事前確率P(B)ルールボディ rule bodyrhs
改善率P(B|A)/P(B)リフト liftlift

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