精密標本分布論

精密標本分布論とは:小~中サイズの標本に対する精密な標本分布を求める学問分野。

大きな標本の場合、多くの統計量(平均、分散、比率etc)の標本分布は正規分布で近似できるが、中小標本はその限りではない。そのためこの分野が発達した。

ゴセット(W.S.Gosset)によるt分布の発見に始まり、カイ2乗分布、F分布など分布が続けて発見された。

標本分布を作成する手法は、歴史的には精密標本分布論 → 漸近展開 → ブートストラップ法と進化している。

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