ミルの3条件
X(原因) → Y(結果)という因果関係の存在を主張するための必要条件としてジョン・スチュアート・ミルは以下の3条件を提示した。
(1) XはYよりも時間的に先行していること
(2) XとYの間に関連があること
(3) 他の因果的説明が排除されていること
ミルの3条件に加え、以下の諸条件も因果関係の主張のための必要条件とされることがある。
- 2変数間に「処理-効果」関係があること(実験的に一方の変数を変化させると他方が相関して変化すること)
- 2変数間に因果関係を想定することが妥当と考えらる理論的裏付けがあること
- データの収集が適切であること
- データ解析が適切であること
これらの条件を満たしてもそれは因果関係の存在証明とはならないと考えられている(十分条件ではない)。
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