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7-84 翼状片
篠原2010
2015.08.06
基礎知識
- 翼状片は「眼球結膜の線維芽細胞」が角膜との境界部において以上増殖し、角膜におよぶ良性疾患である
- 症状: 初期には充血や異物感、進行すると乱視などの視力障害
- ほとんどが鼻側発生(97%)。耳側発生(3%)。
- 好発年齢は40-60代。再発は若年者に多い。
- 緯度30度より赤道よりに多い。日本では西南日本の沿岸部の屋外労働者に多い。
- 紫外線、ほこり、暑さ、乾燥などとの関連が指摘されている。
治療方針
- 軽症は経過観察。症状強ければステロイド点眼。更に進行すると手術。
- RTは手術(強膜露出術)の術後照射として小線源治療が行われる。手術のみでは再発率 20-70%、PORTにより再発率10%以下。
- 現在は、自己結膜移植や羊膜移植などの新たな術式によりRTなしで再発率10%未満が達成可能 → もはやRTはいらないかもしれない
放射線治療
- 術後早期(24-48時間以内)に照射開始する。72-96時間以上経過後の照射では再発率が増加する。
- 術後2時間以内の照射では患部周囲の出血、流涙、浮腫のためターゲット線量の低下による再発率増加の懸念がある。
- 術者がアプリケータを患部に密着させたまま、照射時間保持する。照射時間はストップウォッチで計測。
- Sr-90眼科アプリケータでBED25Gy以上照射で再発率10%以下。
- 処方線量はBED 30-40Gy程度で十分との報告あり。3-30Gy/frで総線量20-60Gyの報告あり。
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