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7-35 乳房切除術の適応にならない進行乳癌
篠原2010
2015.08.03
基礎知識
- 乳房切除の適応にならない進行乳癌は全身性疾患であり、全身薬物療法が治療の主体である
- 切除不能進行乳癌のRTの報告は少なく、エビデンスレベルの低い領域である
- 局所進行切除不能例でのRTの目的は、予後改善(主として局所制御と考えられる)とQOL向上である。遠隔転移例でのRTの目的はQOL向上である。従ってQOL低下を招く自覚症状(乳房の腫脹、疼痛、潰瘍、出血など)がない場合、RTの意義は乏しい。
放射線治療
- 標的体積は、患側乳房+腋窩リンパ節±鎖骨上窩リンパ節
- [考察]一般的に、乳癌では切除可能な場合、RTで腋窩を打つことはないと思われる。腋窩を打つのは切除不能/切除しない場合であるが、乳癌での切除不能例は実際には少ない。
- RT単独での局所制御率は極めて低い → 化学療法併用が原則(ドセタキセル、パクリタキセル、カペシタビンなど)
有害事象
- RT+タキサンでは肺臓炎のリスクが高いので要注意
- RT+アントラサイクリンは皮膚炎/粘膜炎の増悪をきたすため、原則として同時併用しない。
- RT → CTの順次療法では呼び戻し現象 Recall phenomenonに要注意。
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