自宅サーバーのバックアップ方法

パソコンのバックアップ方針は2つ考えられる。

  1. 必要なファイルを選択的にバックアップ(選択的バックアップ)
  2. ディスク全体をまるごとバックアップ

本記事ではWindows環境における1の選択的バックアップの具体的な方法を紹介したい。

選択的バックアップソフトに要求される機能は以下のようなものである。

  • とにかく高速であること(究極的にはリアルタイム)
  • バックアップソフトに依存しないバックアップ形式であること(単純コピーも可)
  • 複数フォルダ対応
  • 複数スケジューリング対応
  • ミラーリング
  • 世代管理

上記基準でいろいろなソフトの比較調査を行った結果、BunBackupとFastCopyという2つのソフトを採用することにした。

自動バックアップにはBunBackupを、手動バックアップにFastCopyをと使い分ける。

なお、使用するソフトウェアの選定にあたり調査した結果を表にまとめておく。

ソフト名価格複数フォルダ複数スケジュールミラーリング世代管理特徴
BunBackup無料×日本の老舗・定番。

古めかしいインターフェース。

FastCopy無料××バックアップソフトというより高速コピーだが、バックアップ用途にも使用可能。

古めかしいインターフェース。

Bvckup2有料高速処理をうたう。

唯一リアルタイム同期も可能。

美しいインターフェース。

Create Synchronicity無料美しいインターフェース。

考察

全て兼ね備えている可能性があるのはBvckup2であったが、マシーン1台ごとに約20ドルのライセンスを購入しなければならないため見送った。リアルタイム同期(ソフトウェア的にRAIDを実現するようなもの)が必要ならありだろう。

バックアップ速度であるが私のPC環境では数GB程度のバックアップに、BunBackupでは数十分を要し、Create Syncrhonicityに至っては終わりそうもないので処理を中止せざるを得なかった。驚いたのがFastCopyで桁違いに早かった。コピーも早いが同期すべきファイルの比較も早く、BunBackupが何分もかかるところをまさに一瞬であった。

残念ながらFastCopyはスケジュール機能は持っていないので、自動バックアップに関してはBunBackupを採用した。少々面倒くさいがWindowsのタスクスケジューラを用いて自動バックアップもFastCopyにすることも可能であろう。

 

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