東京ルール(救急医療の東京ルール)

東京ルールとは、2009年8月に運用開始された救急患者受け入れ医療機関の搬送調整事業のことである。

要するに東京都の救急患者がたらい回しや受診の遅れなどのデメリットを被らず、スムーズに救急受診できるように調整をしましょうという事業である。

東京都福祉保健局のHPの説明によれば東京ルールは3つのルールからなっている。

ルール1.救急患者の迅速な受け入れ

救急患者が迅速に医療を受けられるよう、地域の救急医療機関がお互いに協力・連携して救急患者を受け入れます。
都内の医療圏域ごとに「地域救急医療センター」を整備し、東京消防庁に「救急患者受入コーディネーター」を配置します。

ルール2.トリアージの実施

緊急性の高い患者の生命を守るため、救急医療の要否や診療の順番を判断する「トリアージ」を、救急のさまざまな場面で実施します。

ルール3.都民の理解と参画

都民の大切な「社会資源」である救急医療を守るために、都民一人ひとりが適切な利用を心がけます。
救急車、医療機関、医師や看護師などの数は、決して無限ではありません。医療は「限られた資源」であることをご理解の上、助け合う気持ちをもって適切な利用をお願いします。

一般的にルール2のトリアージの実施は救急医療の常識であって、東京で特別に設定されたルールというほどの内容では全く無い。ルール3に至ってはただのお願いであり、ルールでもなんでもない。従って東京ルールの実質的な内容はルール1にある。

参考

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