臓器別ケモのあらましをまとめる。
胸部領域
- シスプラチンが要であろう。
- 縦隔腫瘍(胸腺腫、胸腺癌、胚細胞腫瘍): シスプラチンを中心とした多剤併用
- 肺癌(NSCLC): プラチナダブレット
- 肺癌(SCLC:LD) : シスプラチン+エトポシド
- 肺癌(SCLC:ED) : シスプラチン+CPT-11
- 胸膜中皮腫: シスプラチン+ペメトレキセド
乳腺領域
- アンスラサイクリンとタキサンがキー
抗がん剤には同じような作用を持つグループ(系と呼んでいます)があります。
世界中で一致している意見では、アンスロサイクリン(あるいはアンスラサイクリン)系、タキサン系と呼ばれるグループの抗がん剤が乳がんにはもっともよく効くとされています。 術前化学療法でもこれらの薬が選択されますが、欧米のデータからは両方の薬を使うことでがんが見た目上消えてしまう確立を高くすることができるとされています。しかしこの2種類の薬を同時に使うと毒性が強くなりますので順番に使うことが多いです。
頭頸部
- DCF
- FP
消化器領域
- 5-FUが要であろう。あわせてシスプラチン。
食道
- FP
膵臓
- S1,GEM,FOLFILI-NOX
直腸
- 5FU/LV
肛門
- 5FU+MMC
婦人科
- 頚癌は消化管的であり、体癌・卵巣癌は乳癌的と言えるだろうか。
- 頚癌: weekly CDDPが標準治療。シスプラチン単剤(40mg/sqm /週,6コース)が標準的。 : CDDP+5FU(シスFU) triweekly、3コースもある(シスプラチン70mg/ m2+フルオロウラシル4g / m2 3週毎,3コースなど)
- 子宮頸癌治療ガイドライン2011年版より
- 体癌: TC療法(カルボプラチン+パクリタキセル) 3週間ごとに
- 卵巣癌: TC療法
卵巣癌の進行期などにもよりますが、術後化学療法としては3〜6クールが行われます。
- 乳癌の資料ではあるが、TC 療法の手引き
悪性リンパ腫
- HD : ABVD
- non-HD : R-CHOP
脳腫瘍ざっくりいうと
- テモロゾか、シスエト(系)か、存在しないかである
レジメン
- high-grade glioma : 標準治療はテモゾロミド。ニトロソウレア(ACNU:ニムスチン、MCNU:ラニムスチン)も有効。
- low-grade glioma : 意義不明。テモゾロミドやPCV療法が試みられている。
- 髄芽腫 : カルボプラチン+エトポシド+ビンクリスチン+シクロフォスファミド併用が有効との報告あり
- 胚腫 : シスプラチン/カルボプラチン+エトポシドなど。プラチナ系を中心とし、エトポシドやイホスファミド併用のレジメンが多い。
- 上衣腫 : なし
- 下垂体腫瘍 : 機能性の場合、内分泌治療。

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